昨年、経済企業委員会で視察に行った愛媛県窯業技術センター(2019年完成、建設費6億2300万円)について質問しました。
≪窯業技術センターについて≫
①センターでの研究、開発の現在は?
→イギリス人陶芸作家による新しいデザイン開発、モダンインテリア、和紙とのコラボ、砥部焼と菊間瓦のコラボ作品を開発。
②750年の歴史をもつ菊間瓦について、現在は日本家屋が減ってきているが需要などはどうか?
→平成2年には136軒あり、18億円の出来高、平成27年には18軒に減り、2億円に減った
③菊間瓦は現在和食の食器、ランプシェードがあり、今はアマビエの置物も人気であるが、営業本部ではどのような販路開拓を行っているのか?
→「愛媛百貨選」に菊間瓦の食器、お皿(瓦膳)、置物などを掲載し販売
④愛媛の伝統産業を次世代に継承していくために、「愛媛マイスター制度」でマイスター派遣はどうか?
→愛媛マイスター制度は技術検定に基づく認定制度、伝統工芸もある。今は小、中学校、企業に派遣している。
私からは学校、企業だけではなく、フリースクールや通信制高校などにも出張し、技術を取得したいとする若者を増やしていくことを提案しました。
⑤ジップラインの完成に伴い、若者が砥部動物園や砥部方面に来ることが多くなる。売店のお土産などにも愛媛の伝統工芸品の販売を行い、若者に知ってもらう機会をつくっては?
→管理者が県ではないが、愛媛県の観光物産などと連携し伝統工芸品の販売など広げていきたい。