【小さく生まれた赤ちゃんのための母子手帳『リトルベビーハンドブック』愛媛県でも作成を!!】
昨日は「愛媛で小さく生まれた赤ちゃんとご家族の交流サロン『リトルレインボー』主宰濱田真美子さんが主催された
国際母子手帳委員会の事務局長をされている坂東あけみ先生による「リトルベビーハンドブック」についてのお話会に参加させていただきました。
『母子手帳』は妊娠、出産、新生児、幼児期などの間で切れ目のないサポートをするために使われていて、日本で発祥、今は世界中で広がっています。
お母さんは子供の成長を母子手帳に日々つけていきますが、手帳の記録の始まりが体重1キロ以上からになると、出生時700gなど、低体重で生まれてきた1キログラム未満の赤ちゃんは記録をつけることができません。
また、出生後〇か月目には〇〇できていますか?という質問に答えることができずにとてもショックを受けるお母さんが多くいるとのこと。
低体重で生まれてくる赤ちゃんのお母さんは
切迫早産で突然に出産し心の整理がついていないまま、赤ちゃんはNICUに連れていかれ、取り残された思いでいることや
チューブをたくさんつけている赤ちゃんの痛々しさをみて、自分を責めてしまったり、入院している赤ちゃんとなかなか会えないこともあり、辛い想いをされている方も多いそうです。
そのような中、赤ちゃんとお母さんや家族をつなぐためにリトルベビーハンドブックが生まれました。
赤ちゃんの成長を記録しながら、心の繋がりを育み、ハンドブックを通して医療機関、地域の保健師さんなどの保健担当者、そして家族、自治体を結ぶことができるといいます。
今は一部の自治体がこのリトルベビーハンドブックを作成し配布していて、都道府県では静岡県や岐阜県、福岡県、そして市町村では名古屋市、苫小牧市などの自治体が作成し、配布しているとか。
作成の際は検討委員会を立ち上げ、行政と地域、当事者などのそれぞれの想いを話し合いプロセスを通してつながっていっているそうです。
しかし、残念ながら愛媛県はまだリトルベビーハンドブックはありません。
今、愛媛県でもこのリトルベビーハンドブックを作成してもらいたいと活動してる「リトルレインボー」さんを中心にその輪が広がっているそうです。
静岡県では早くから取り組み「厚生労働大臣賞最優秀賞」を受賞され、内容のデータをどの自治体でも活用できるようにしていて、また7か国語のリトルベビーハンドブックも作成されています。
そして、静岡県庁から全国すべての都道府県庁に郵送し、その輪を広げていくように動いてこられたとか。
私も愛媛県での作成に向けて「リトルレインボー」さんの活動を支援し、働きかけていきたいと思います。
この活動の輪をもっと広げていくためにも、関心のある方はぜひご連絡ください。
坂東先生の資料はシェアしてもよいと言ってくださっているので、お送りいたします。
生まれてくるすべての子供たちを社会全体で見守り、育てていけるようにしていきたいですね☆