本日、武井たか子議員と共に愛媛県健康増進課へ、新型コロナウィスル感染症に対する政策提案を提出しました。
主には
「自宅療養中の方への急変時の対策」
「検査体制の拡充」
「感染状況の指標の公開」
「後遺症への調査」
です。以下提案内容です。
【提案1】自宅療養における対応を充実し、急変時に備えること
① 健康観察を実施する人員配置の増加
保健師による朝晩2回の健康観察を行っているということですが、人数が増えてくれば対応しきれなく
なる可能性があるため、現在看護師資格を持ちながら実務にあたっていない看護師などを募集して健康
観察業務を行ってもらうなど、よりきめ細かな対応ができる体制づくりが急がれます。
東京都では自宅待機中の健康観察を外部委託していると聞いています。このような対策も検討していただくことを提案いたします。
② パルスオキシメーターの追加購入
現在、県内に100台あると聞いていますが、さらなる陽性者増加に備えて追加の購入を提案いたし
ます。
【提案2】自宅療養者への医療、生活支援を行うこと
① 食事、日用品配布のための各市町への補助
安心して療養生活を送るために、各市町に対して食事、日用品の配布、ゴミ出しなどへのきめ細やか
な支援を求めます。
② 療養者への医師の訪問診療など連携体制を整備し、自宅療養者のケアを行っていくことを提案い
たします。
【提案3】宿泊療養施設における体制を整備し、隔離政策を速やかに行っていくこと
家庭内感染を防ぐために、自宅療養より宿泊療養施設を優先し、そのために人員の充実を提案します。
【提案4】スムーズな検査体制の整備すること
PCR検査、抗原検査をスムーズに受けられる体制に向けて、PCR、抗原検査を実施している診療
施設の予約状況を把握し、案内できるシステムづくりを提案いたします
【提案5】より正確に感染状況を把握するためにPCR検査を積極的に実施すること
抗原検査は短い時間で判定できるため簡易的に用いることには有効ですが、感染状況をより正確に把握する
ためにはPCR検査を積極的に用いていくことが必要です。そのため、感染が発生した場所でのPCR検査の実施を広く行ない感染防止に努めていくことを提案します。
(→定期的PCR検査の実施、社会的検査の実施、抗原検査の頻回実施など)
【提案6】感染拡大防止のため、濃厚接触者の範囲を広げること
現在、家族のほか、マスクなし、1m以内に15分以上接触した方が濃厚接触者として判断されていると
のこと。医療機関、職場内での感染が広がっている事例もあり、マスクをしていても感染が広がって
いる現状を踏まえると、感染が確認された事例において広範囲な検査の実施を行うことを提案いたし
ます。
【提案7】県民への早期の注意喚起のためにステージの指標を常に提示すること
他県と同様に、新型コロナ感染症対策分科会が提言している指標に沿った表示にし、全国の感染状況と併せて判断できるようにすること、また、県民に自粛要請を行うにあたって、感染状況を県民にわかりやすくホームページで常に指標の表示をしていくことを提案いたします。
【提案8】後遺症について
後遺症を訴える県民の声を聴いています。愛媛県内の後遺症について実態把握を行うことを提案いたします。同じく後遺症に悩む方々への支援にもなると考えます。
(後遺症により仕事を休職しなければならない人も出てくることが考えられるため、実態を把握していく必要がある)
【提案9】保健所の人員体制について
専門職を含めて、保健所の体制強化に向けて、採用を進めていくことを提案いたします。