「新型コロナ・現場の声」を愛媛県議会対策本部に提案しました。 | いしいともえ公式ブログ【衆議院・愛媛1区】

いしいともえ公式ブログ【衆議院・愛媛1区】

元愛媛県議会議員・看護師・国民民主党新人いしいともえの想いや日々の活動をお届けしています。

本日、愛媛県議会新型コロナウィルス感染症対策本部に「新型コロナウィルス感染症に係る現場の声」について提案しました。

今回は対策本部員以外の議員からも提示できるとのことで、本日私からも提案していきました。

これまで各分野の関係者に聞き取りなどを行ってきたことについてまとめました。
概要については以下の通りです。


1医療関係
◆PCR検査の件数が少なく、県内の感染の状況が把握できない。軽症者用施設を増加し、検査の拡大を早急にすべき。
◆救急病院では現場がひっ迫している、感染状況を把握していくためにも詳細な情報提供をしてもらいたい。
◆マスク、防護服などが足りていない。資材の支給をお願いしたい。
◆病院には発熱している患者が直接来院するケースもある。発熱患者とほかの症状を訴えている患者と分けて診療できる仕組みが必要。
◆自衛隊を要請し、感染防止対策のための指導を行わないのか。
◆県内に新型コロナ感染症用の重点医療機関の設置が必要。
◆医師からのPCR検査はすべて行われているのか、検査の詳細な情報公開をしてほしい。

(介護)
◆介護現場では人材不足が深刻化している、感染者が施設から発生してもスタッフが全員自宅待機するなどすればケアができなくなる。
医療、介護職員の感染の有無が確認できなければ安心してケアができない。優先してPCR検査をしてもらうことはできないのか。
このままでは介護崩壊を招きかねない。
◆介護現場は常にリスクを抱えてケアを行っている。医療現場同様に介護現場への支援も行ってもらいたい。



2 経済関係
◆感染防止のために休業しているが、休業している事業者への協力金が他県のようにないことに困惑している。国の支援金は給付までに時間がかかる。すでに収入が激減している事業者も多く、県には早急に給付してもらえるようような支援策がほしい。少しでもいいから現金の給付をお願いしたい。
◆家賃の支払いについて、県独自の支援策をつくってほしい。



3、教育関係
◆4月に不安な中、学校再開し、すぐに休業となるなど休業、再開などを繰り返すことで集中して学習ができない。学校再開に不安を持っている。
◆学校からはプリントが配布されているだけであり
今後も感染がさらに広がる可能性もあり、愛媛県全域でオンライン授業を進めてほしい。
◆休業が長くなれば修学旅行や運動会、体験学習をしないまま、授業の詰め込みで終わってしまうかもしれないという不安がある。他県で出ているような9月新学期、入学も検討してもらいたい。



4、その他
◆県民は感染について危機感をもっていない人も多い。これから第二波などが来ることも予想されこれまで以上に感染防止について、危機感をもって伝えていかなければ今後県民一体となって感染防止は取り組むことができない。

◆他県(和歌山県など)のようにPCR検査を幅広くやり、濃厚接触者の把握を行い徹底して検査をしてほしい。感染状況について詳細な情報提供をいてほしい。

など、これまで聞き取りや寄せられた意見をまとめて提案していきました。
県議会対策本部で再度検討して会議が行われるということです。

引き続き、現在の状況を把握しながら、次なる対策について、提案していきたいと思います。