代表をされている鷲野さんの奥様とは以前からの知り合いでこれまでも訪れたことがあり、
今回は『人と自然の持続可能な関係性を取り戻す』ため、現在行われている「ブナの森づくり」を中心にお話を聞きました。
『由良野の森』は医師の清水秀明氏が創設されました。
清水氏は人の命と向き合う仕事をしながら人間が幸せに生きるには、
人と自然とが互いに関係性をもち、そして影響しあって変化していくことが大切である、と伝えています。
自然の中にはハッと気づくことが溢れていて、そしてそのことが自分の中に変化として再認識し、そして成長していく。
自然の中に溶け込むことで自分がもつ生命力を自分で回復させることができる。
医師の清水氏はそれを『由良野の森』で実現させて行こうとされました。
私自身、これまで自然に身を置くだけで心が解放され、山や川を眺めることで傷ついた気持ちが洗い流された、ということを体験したことがあります。
由良野の森は森づくりや自然体験、ワークショップなどを行いながら現在は
「ブナの森プロジェクト」も行っています。
これは由良野の森が渇水、床下浸水に遭うことから、そもそも森林が破壊され奥山の回復をしなければ、
本来の「森」が持つ機能を取り戻すことができないとして活動が始まったとのこと。
50年後に四国の奥山を復元することを目指して、
◯種を採るのは家に引きこもりがちな方に
◯苗を育てるのは障がい者の方に
◯放置林の相続者からは山の提供を
◯林業従事者は森づくりの伐採を
◯林業にかかる施業助成の半分を森に
様々な方が関われる仕組みをつくっています。
人と自然の関係をもう一度つくり、今度は人間が森を回復させる番である、ということだと思います。
私達人間は、暮らしがよくなるためにと自然を使わせてもらいました。
そのことで森の機能を失いました。
それを終わりにすることなく、再び
「自然と関わること」が大切です。
そのために、
自分ができることを選択しながらそれぞれが実践できることを行う、ということを考えていけたらと思います。
私自身も自分ができることを考えていきます。
「人が幸せに生きるための森づくり」
由良野の森の活動を伺い、多くの気づきを得ることができました。
鷲野さんご夫妻に感謝です⭐︎