【3号機 原子炉容器上部炉心構造物吊り上げ時の制御棒引き上がりについて】 | いしいともえ公式ブログ【衆議院・愛媛1区】

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↑伊方発電所のホームページより


(引き上がりの状況)
燃料取り替え準備作業として、原子炉容器の上部炉心構造物を吊り上げていたところ、本来切り離されているべき制御棒48体のうち、1体が上部炉心構造物とともに引き上がった。



(制御棒が抜けたらどうなるのか?臨界になることはないのか?)

燃料取り出し作業に備えて、あらかじめ原子炉容器内の一次冷却材ほう素濃度を高めていることから、制御棒の有無にかかわらず、臨界とはならない。

※ほう素とは、原子炉容器内の中性子の数を調整して、核分裂の量を調整する制御材のこと




(通常、吊り上げ前に制御棒が間違いなく切り離されていることを確認しているのか?)

制御棒駆動軸と制御棒が連結されている状態での重量を測定し、切り離し作業を行なった後に制御棒駆動軸のみの重量になっていることを確認し、切り離されていることを確認している。