ちはるさんのライヴが無事終わって、ご挨拶を済ませた後。
やおら僕、走り出します!向かうは渋谷LOOP Annex。ここセルリアン東急ホテルからは、距離的にも結構離れていて、しかも土曜日の夕方のスクランブル交差点!まあ~、もの凄い人、人、人!

でも、開場時間までは10分足らずしかありません!「整理券番号7番」を無駄にしない為には、何が何でも17時までに着きたい!(-_☆)キラーン!
頭の中には、まさにこのテーマが流れています!
ダッシュ!≡≡≡ヘ(*--)ノ
とは言え、この花粉の季節。まだまだマスクは外せません。こんなに酸素供給が阻害されるとは・・・くっ、苦しい・・・ジタバタ (((o(><;)(;><)o))) ジタバタ
・・・っとまあこんな感じで、実際はヘロヘロになりながら、ヨレヨレで走ってるんですけどね~。(笑)


到着したのは17時1分!Martinさんはじめ、お仲間の姿が!まだ入場始まってないっ!m(;∇;)m
ま、間に・・・あっ・・・た・・・ _| ̄|○”ハァハァハァ
そんなボロボロの僕を見て、皆さん一同苦笑い。(笑)
冗談抜きで息を整える間もなくww、入場が始まりました。ホントにタッチの差。

走った甲斐があって、最前列右手の席に座るコトができました。
一生懸命って、大切♪

この日は半崎さんとkainatsuさんがメイン。いつもの対バンより少し長くやってくれるというコトで、なかなかに嬉しいライヴ。

しかも、O.Aのお三方も、それぞれ個性は違うけれどもとてもレベルの高いアーティストさんで、正直、今まで聴いた対バンの中でも、かなり満足度の高いライヴになりました。

ただ。マイナス面も言っておかないといけませんね。最初に歌われた宮上さんの時、ギターの音が度々キンキンいっていて、ハウリングを起こしかけていました。マイクならまだ分かりますが、これはちょいと聴き辛かった。
3曲目辺りから落ち着いたので、P.Aで調整したんだと思いますが、リハはちゃんと行われていた筈。宮上さんはアコギの弾き語りですから、アコギの音は生命線。その辺はきちんと調整してあげて欲しかったですね。(  ̄っ ̄)
では、まずはこの日のアーティストさんについて、出演順にちょいとご紹介を。
1.宮上ゆみさん
この方のライヴは初めてだったんですが、以前からずっと聴きたいと思っていました。ちょいと長くなりますが、昨年の絢香さんの武道館の後、たまたま寄った新宿西口路上で出会った、大阪メインで活動をされている、たなかゆりさんというアーティスト。たった1曲でその方にK.Oされてしまったんです。ゆりさんはツイキャス配信で、度々路上ライヴの様子を配信されていて。大阪での合同路上ライヴの様子を配信されていた時、宮上さんもおられたんです。そこで聴いて以来、ずっと気になっていたんですが、なかなかタイミングが合わず。この日初めましてでした。彼女については、この後、もう少し書かせていただきます。
2.unconditional loveさん
彼女の歌は、以前2回程聴かせてもらっています。とても声量のある、豊かな中音が魅力的なアーティスト。この日の出演者の中では唯一、フルバンドでのステージ。バラード曲を中心に、様々な「愛」を表現する歌詞と、ドラマティックなメロディが印象的な方です。あくまでもこれは僕の印象ですが、「不思議ちゃん」という言葉がピッタリのw、個性派。楽器は殆どできないそうで、どうやって作曲しているのだろう?っと興味深々な方です。(笑)
3. cyan さん
鍵盤サポートで、ご本人は歌に専念されていました。しっとりとした雰囲気に違わず、安定感のある歌唱で、バラードを中心に歌っておられました。ご本人はかなりゴスペルをリスペクトされておられるらしく、この日は初めて作ったというゴスペルを披露してくださいました。ビジュアルも含め、コアなファンの方もたくさんおられるのでは?
5.kainatsuさん
この日のトリを務められたkainatsuさん。僕の中で、もう随分前から、是非聴いてみたいアーティストの最上位にいたアーティストです。元々は「甲斐名都」さんとしてデビューされて、2009年、「同じ空を見上げてる」がディズニー映画「BOLT」のエンディングテーマとして起用され、ヒットしました。(rさん、ドラマじゃなかったです。失礼しました)その後、kainatsuと改名。お父様は、僕がリスペクトしてやまない、「甲斐バンド」の甲斐よしひろさんです。
初めてなので、これがいつものスタイルなのかは分かりませんが、鍵盤とアコギを持ち替えてのパフォーマンス。鍵盤を叩くパフォーマンスはとても力強く、そしてリズミカルでした。アコギはまだ始めて間もないのか、バレーコードを抑えにくそうにされていました。
曲調はポップで、矢野顕子さんを彷彿とさせるような柔らかい印象でしたが、それとはうらはらに歌詞は、「Face Bookで以前いじめられていた子から友達申請があった」等、現代の問題点をさりげなく織り交ぜたりとなかなかに奥深いモノを感じました。
さて。前述の宮上ゆみさんなんですが、まだ粗削りではありますが、一生懸命歌う姿が素直に胸に届きます。長崎出身で、歌を歌いたいと思って東京に出てこられたんですが、何故か4年間バスガイドさんをやられていた、というエピソードもww惹かれるモノがあります。僕が以前添乗員をやっていた、というのもあるのかもしれませんね。(笑)
では、宮上さんが「一番私らしい曲」とご紹介されていた「わがまま」という曲を。

宮上さんのCDは全てご自分の手作りです。

あれ?写真がさかさまになっちゃった。また「yukky」出現!(笑)
半崎さんはkainatsuさんの前、4番目の登場でした。
この日はヒロ君の鍵盤サポートがあったので、半崎さんは歌に専念。いつもながら、ヒロ君の鍵盤はうねりがあるというか、メリハリと表現力が半端じゃない!

では、セットリストを。
1.おいてかないで
2.36度5分
3.ただいまの約束
4.最美
5.TRUE COLORS(シンディ・ローパーカバー)
6.新曲(タイトル未定)
7.赤色のヒーロー
8.永遠の絆
encore
1.糸(中島みゆきさんカバー・kainatsuさんとコラボ)
この日は、昨年10月にスカイツリーで半崎さんと初めて出会った時に聴いて以来、久しぶりに聴けた「36度5分」や、「最美」「赤色のヒーロー」新曲と、初めて聴けた曲ばっかりで、僕にとってはとても嬉しいライヴでした。

そんな中、オープニングのこの曲にはビックリ!生では初めて聴いたんですが、ヒロ君の鍵盤に乗って、半崎さんの情感豊かな熱唱が聴けて、初っ端から涙腺決壊の危機でした。

「おいてかないで」
そして、なんと言っても僕がとっても嬉しかったのが、シンディ・ローパーのカバーを歌ってくれたコト。僕はシンディが大好きでね~!

デビュー曲「Girls Just Want to Have Fun」を初めて聴いた時の衝撃は、今でも覚えてる。とてもハスキーなんて可愛い表現は似合わない、ドスの効いた声でww、あんなにポップでご機嫌な曲を、ド派手な化粧で歌っちゃう。そのミスマッチもさることながら、一方では「Time After Time」みたいな、とんでもなく切ない、美しいバラードも歌ってしまう。
あの東日本大震災の時、来日を中止したり、ライヴをキャンセルして帰国してしまうアーティストが後を絶たない中、シンディは周囲の反対を押し切ってライヴを決行。ライヴ会場でもチャリティの為の募金を募ってくれた。湯川れい子さんにシンディが送った「こういう時こそ、日本にくることが出来て、私の人生の中でも名誉なことでした。ありがとう」というメールの話を聞いた時は、正直、泣きました。とてもありがたかった。

「True Colors」 Cyndi Lauper
そんな大好きなシンディの名曲「TRUE COLORS」を、大好きな半崎さんが歌ってくれた。そしてこれがまた、雰囲気バッチリなんだなあ。ヒロ君の抑え気味の鍵盤も、見事な花を添えてくれて。もう、それだけで僕はこの日、このライヴに来られて幸せだった。(*^.^*)
半崎さんはこの日、二つの苦手克服をご自分に課しておられたそうです。その一つが、「英語の歌をカバーする」だったそうで。半崎さんもハスキーな声をお持ちですし、こういったゆったりしたバラードは、とても味のある歌い方をされますから。リハの時、kainatsuさんからも太鼓判を押していただいたそうですから、これは見事に克服できたというコトで、いいんじゃないかな?

そして、もう一つの苦手克服が、なんと「コール&レスポンス」!

半崎さん、苦手だったんだ。そう言えば、半崎さんのMCというと、ひたすら話しまくる!っという印象がありますね。(笑)
この日は「赤色のヒーロー」での挑戦。「赤」は赤ちゃんの赤なんだそうで。それでアウトロのところで、「それでは皆さん!私の後について歌ってください!1.2.1234!」
「バブバブバー!はいっ!」
ええ~~~っ!?(ノ゚ο゚)ノ
控えめに言っても、歌った人と笑った人が半々でしたね!( ´艸`)
しかも、これを言葉を変えずに4回も続けた半崎さん。(;^_^A
どこまでも、ついて行きます!(爆)
・・・赤坂BLITZでも、これなんだろうか?・・・(゚_゚i)タラー・・・
そして、やはり何度聴いても、僕の涙腺が慣れてくれないこの曲が最後に。

「永遠の絆」
最近は、このCD音源よりも、ヒロ君の鍵盤の方がより切ない・・・(ノ_・。)
kainatsuさんのステージが終わった後、アンコールが。普通ならここでkainatsuさんが歌われるんですが・・・なんとステージに、kainatsuさんと一緒に現われたのは、半崎さんとヒロ君!どうやらコラボでのアンコールになるみたいです!O(≧▽≦)O
実は、半崎さんのステージが終わった後、ステージ袖でkainatsuさんが「もしアンコールをもらえたら、一緒に歌いませんか?」と声をかけてくださったそうです。半崎さんはもちろん二つ返事で快諾されて。
さて、何を歌おうか?というところで、みんなが知っている曲で、半崎さんのレパートリーにあるカバー曲で、尚且つヒロ君が弾ける曲、というコトで、中島みゆきさんの「糸」に決まったそうなんですが、これがなんと、舞台袖で数分間の間に決まった、というコトが、なにより凄い!

譜割りは、kainatsuさんのステージの時に、半崎さんが決めたのだそうで、もちろんリハなし、ぶっつけ本番だったんですが、これがもの凄いコラボでした!kainatsuさんのコーラスが凄くきれいでね~。声もとっても合うんです!お二人ともとても気持ち良さそうに歌っていて。kainatsuさんもおっしゃっていましたが、「縁の下の力持ち」ヒロ君なしでは、この素晴らしいステージは完成しなかったでしょう。最後まで残っておられた全ての観客が、きっと大満足だった筈。

ちなみに、半崎さんとkainatsuさんは、楽屋で意気投合されたそうで、半崎さんが「よっちゃん」「なっちゃん」と呼び合う仲になった、とおっしゃっていたんですが・・・
「実はそれは、ついさっき私のステージの直前でした」っと、kainatsuさんが暴露していて、これもまた爆笑を誘っていました。(笑)


物販では、「シンディが大好きなので、歌ってくださって嬉しかった!」というコトを半崎さんにお伝えしました。
半崎さんも、「Girls Just Want to Have Fun」がお好きで、かなり聴かれたんだそうです。そこで僕はあるリクエストをさせてもらったんです。半崎さんも「それいい!今度歌ってみる!」っとおっしゃってくださいました。(*^.^*)
さて、僕は何の曲をリクエストしたでしょう?( ̄▽+ ̄*)
いつもの通り、半崎さんの一本締めで終ったこの日。ちょいと遅い時間になっちゃったので、ここで解散に。
そうそう。Martinさんが、「ハンザキストの中で、玉城ちはるさんのライヴに参戦されている方がお二人いるので、よかったらご紹介しますよ」とおっしゃってくださって。
名前を出していいと許可をいただいていないので、ぼかして書かせていただきますが、お一人はSさん・・・あれ?お二人とも頭文字Sじゃん!?(ノ゚ο゚)ノ
お一人は、アルファベットのSさん。ちはるさんのライヴは僕と同じで2回ほどの参戦なんだそうで。^ ^
そして、もうお一人はひらがな3文字のSさんでした。この方とは、ライヴ終了後に出口を出たところでMartinさんにご紹介いただいたんですが、その時その方が、
「あれ?隣りに座ってましたよね?」
あ・・・。(ノ´▽`)ノオオオオッ♪

思わず握手を求めちゃいました~。(笑)
ちはるさん。こんな感じで如何でしょう?(ヒトリゴトw)
しかし・・・降るかもしれないとは言っていたけど、まさかホントに雨が降るとはなあ・・・

ライヴハウスを出た時はまだ降ってなかったんですけどね。最寄駅から家に帰る時は結構な雨脚。

まっ、いっか。飛びっきり素敵な1日だったし。

「春雨じゃ。濡れて参ろう」
水も滴るいいお・・・
もう、止めとこう。
炎上したくない。(笑)


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