今日、ホントに久しぶりにしまいこんであったレコードを引っ張り出して、しばし眺めていました。このところバタバタしていてそんな時間はなかったのでね~。

そしたら、初めてコンポなるモノを買った時のコトを思い出しました。
21才の時かな?専門学校の時の腐れ縁wwの友人が、オーディオショップでバイトしてましてね。確か小田急線の「中央林間」だったか「東林間」だったか・・・車で行ったので記憶が定かじゃないんですが、駅前にある「サウンド・ミネ」というお店。
オーナーさんが「峰」さんで、店の応接セットのテーブルの上に、「峰」というタバコが置いてあったっけ。(笑)
正直、全く買う気はなかったんです。もう一人の友人が買いたいというので付き合っただけだったんですが、この峰さんが、まあ~薦め上手なんですよ。話を聴いているうちに欲しくなっちゃいましてね。(;^_^A
とは言え、正直貯金だって乏しいし。この頃はちょうど甲斐バンドや省吾さんのライヴに行きまくっていた頃なんで、常に金欠状態。昼は決まって吉野家!(笑)
それでも、店で聴いたメリハリのあるサウンドは、当時ホントに新鮮で。もちろん薦められたモノはプレーヤーとアンプ(プリアンプ+パワーアンプ)、スピーカー、カセットデッキ、それにカートリッジ全部入れると80万円を軽く超えるような組み合わせだったので、到底ムリ。

で、グレードを落としてもらって、「このくらいならローンでなんとか・・・」っと言う組み合わせを幾つか選んで聴かせてもらって、決めちゃいました。それがこんな感じ。
プレーヤー:Victor クォーツロックフルオートプレーヤー QL-Y55F 75000円

プリメインアンプ:LUXMAN L-430 99000円

スピーカー:CORAL DX-7 79800円×2

カートリッジ:DENON DL-301Ⅱ 22000円

カセットデッキ: Victor TD-V721 87000円

・・・〆て442600円也。

よくこんな高い買い物したよなあ。24回払いにしてもらったんですけどね~・・・支払い、メッチャキツかった・・・

皆さん。おいしい言葉には充分注意しましょうね。
お前が言うな。(笑)
それでも、やっぱり音に関してはホントに大大満足でした。音の一つ一つが粒立っているというか。高音の抜けもいいし、低音は柔らかいけど全くボケない。
そりゃあそうです。それまでは30000円くらいのTechnicsのマニュアルプレーヤーに、SONYのこれまたしょぼいアンプ。スピーカーに至っては、メーカーもわからないくらいのちっちゃいワンウエイのスピーカー。(笑)
あはは。ちょいとマニアックなオーディオの話になっちゃってゴメンナサイ。(*゚ー゚)ゞ
当時、サウンドチェックで使っていたレコードは、とみたゆう子さんの「COLOURS」というアルバムの中の「とどけ愛」、ボズ・スキャッグスの「DOWN TO THEN LEFT」の中の「HARD TIMES」あたりでしょうか。
そして、この曲のスネアの音のクリアさとキレを確認して、一人ニヤニヤしてました。( ´艸`)
スティクスの「Lights」です。彼らの傑作アルバム「Coner Stone」のオープニングを飾る曲。このアルバムは1979年にリリースされて、全米2位を獲得しました。
僕は本来スネアの音は硬い音が好きなんですが、この「Lights」のちょいと歪ませたような音を初めて聴いた時、「あ、こういうのもアリなんだ!」って思ったんですよね~。

しかも曲調もドラマティックで、展開が斬新で。なによりコーラスが秀逸です!なんか一つの物語を聴かせてくれているような構成の素晴らしさ。うんうん。

さて。やはりアルバム「Coner Stone」が出ちゃったら、この2曲は外せませんよね?
まずは、この曲。
実はブログを初めてから、いつ書こう、いつ書こうと思っていた曲なんです。
大好きです。

どうぞ。^ ^
「Babe」です。シングルカットされたこのバラードは、彼らに初の全米1位をもたらしました。翌1980年の年間チャートでも20位を獲得するという、大ヒットでした。
トミー・ショウの声もいいですが、この曲のデニス・デ・ヤングの繊細な声と、紡ぐ美しいメロディがとってもよく合うんですよね~!

イントロの左右のスピーカーを漂うようなキーボードの音もどこかファンタジーというか・・・デニスが奥様の誕生日の為に書いた、というのもうなずけますね。

間奏の厚みのあるギターソロに、バックでかぶさるコーラスもまた、とてもドラマティック!
デニス・・・奥様のコトが大好きなんだなって。そんな風に思える、僕にとっては不朽の素敵なラヴ・バラードだと思います。

では、もう1曲。
随分前に一度記事に書いていますが、もう一度。
この寂しげなメロディは・・・
どうぞ。
「Boat On The River」です。トミー・ショウの手によるこの曲は、アメリカではあまり売れませんでしたが、ドイツやオーストリア、スイスなどのヨーロッパ各国で大ヒットを記録し、特にスイスではナンバーワンを獲得しています。
日本でも受け入れられやすい、翳りのある素朴なメロディに、マンドリンやアコーディオンといった楽器を効果的に使ったアレンジは、郷愁を誘います。
儚げ、と言ったらいいのか、ともすれば痛々しいほどの寂しさを持ったこの曲。タマリマセン。
ご紹介したいずれの曲も、全く違う姿を見せてくれる。
だからこの「Coner Stone」というアルバムが、リリースから30年以上経つのにもかかわらず、全く古さを感じさせない、「名盤」なんでしょうね。

明日からまた新しい1週間が始まりますね。
気合い入れていきましょう!
でわでわ。


Cornerstone/Styx

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