いや~・・・正直彼らのコトを記事に書くコトがあるなんて、夢にも思っていなかったんですけどね・・・(;^_^A
なんせ、エアーバンドですから。
今日の金スマご覧になりました?ゴールデンボンバーの特集をやっていたんです。
今までの様々な紆余曲折。観客0で演奏したコトも、客にガチで殴られたコトも、収入がなくて一つの缶詰をおかずにメンバーみんなでごはんを食べたコト。それでも諦めず全国をひたすら回ってライヴしたコト。
ここまでは、たくさんのインディーズアーティストが、経験しているかもしれませんね。
では、何故彼らがあそこまで「エアーバンド」「過激なパフォーマンス」に固執するのか?
鬼龍院クンがバンドを始めたばかりの2004年、レンタルビデオ店でアルバイトしていた頃、お店に来る女性に恋をしたんです。ある時、意を決して彼女に告白。付き合い始めたんですが、彼女は耳が聞こえない。借りていくビデオは全て字幕の入ったものばかり。
彼はそこで悩みます。
「僕のやっている音楽って何なんだろう?僕は素敵なメロディとかそういうコトばかりを目指していた。でも、彼女には僕の音楽は伝えられない」
「でも、彼女は耳は聞こえなくても音楽に興味があって、リズムも理解できる。だったら僕は「目で楽しませてあげられる音楽」をやって、彼女を楽しませてあげたい」
今でもその過激すぎるほどのパフォーマンスを続けているのは、その頃の強い想いがあるからなんだそうです。
メンバーがそのパフォーマンスの為だけに溶接免許を取ったり、全身金粉まみれになって「スターウオーズ」のC3POになったり、カキ氷やトウモロコシの一気食い・・・
なんとなく・・・素敵だなと。
表現の仕方がどうであろうと、彼は、そしてそれを理解したメンバーは、「一人の大切な人」を楽しませたくて、努力して、そして今でもそれを貫いているんだから。(*^.^*)
「女々しくて」 ゴールデンボンバー
すっかり忘れていましたが、この曲に火を着けたのはこのCMだったんですね。
ウンウン。見てました。インパクト、ありましたよね~。こうして聴いても楽曲として優れたサビなのはよくわかります。
ちなみにこの「女々しくて」。随分前に作られた曲で、当時のメンバーに聴かせたんですが、あまりにも不評でお蔵入りしていたんだそうです。わからないモノですね。
ちなみに鬼龍院クンは、「歌詞を変えて欲しい」というスポンサーの要望に二つ返事で快諾したそうです。
「自分の音楽を使ってもらえるなら、どんな形でもいいんです」
満面の笑顔でそう言った後、メンバーとハイタッチしていた彼。カッコいいなって。思いました。^ ^
昨今の、おかしなプライドを持ったエセ・アーティストに聴かせてあげたい。
守るべきその「一点」。
むしろ、潔い。
今宵はこんなところで。
でわでわ。

