昨日の夜、新しいオリコンチャートが発表されましたね。1月25日にリリースされた植村花菜さんの待望のニューアルバム「手と手」は、果たしてウイークリーアルバムチャートの何位に入ったのか?売り上げは果たして何枚だったのか?ファンとしてはやはり気になるところではあります。
2月6日付けのアルバムウイークリーチャートでは、「手と手」は22位。売り上げ枚数は5135枚でした。
花菜さんファンの方々としては、この数字をどう思われるでしょうか?
僕は正直、順位というよりも「5135枚」という売り上げ枚数に、少しショックを受けました。
先行シングルとして発売された「メッセージ」は、映画のタイアップはありましたが、結局ウイークリーチャートでは50位にも入りませんでした。もちろん、アルバムがもうすぐ発売されるワケですから、そんなに売り上げは期待できないとは思っていましたから、それは仕方ないと思います。
ところがそのアルバムが、全国で「5135枚」という結果。これが現実なんですね。
確かに売れればいい、というモノのではないコトはわかっています。
それでも。これはいかにも寂しい。僕はそう思います。前回のアコースティックベストアルバム「My Favotite Things」でも、確か1週目は1万枚を超えていました。というコトは、やはり「トイレ~」以降のファンはあまり根付いていない、というコトがどうしても浮き彫りになってしまう。
それであらためて思いましたが、1月4日のフリーライヴ。花菜さんの誕生日でもあって、正直どれだけ並ぶ方がいるんだろうと戦々恐々でしたが、フタを開けてみれば整理券配布の時間でようやく定員の40人・・・いくら仕事始めに重なったかもしれない、という事実があるにせよ、やはり寂しすぎました。

もっともっと、たくさんの方々に「トイレの神様」だけじゃない花菜さんを聴いて欲しい。好き嫌いはありますからそれは仕方がないにしても、もっと彼女の音楽を、歌を、詞を、曲を耳にしてほしい。きっと好きになってくれる方がたくさんいるはず。
花菜さんはきっと、これから先どんな環境に置かれたとしても、きっと「おばあちゃんになるまで」歌い続けてくれると思います。それがどんなに小さなライヴハウスでも、なんならストリートでも、彼女が歌いたいと思い続ける限り、応援し続けます。
でも。やっぱり彼女にはもっと大きなところで、堂々と伸び伸びと歌い続けていて欲しい。それだけの素晴らしいアーティストだと、僕は思うんです。手が届かない遠いところに行ってしまっても、構わない。花菜さんが応援するファンを大切に思って歌ってくれたら、それでいい。いいんです。
こういう考えは、違うのかな・・・
ちょっと重くなってしまいましたね。(;^_^A
気分を変えていきましょう。僕は時々、なんの脈絡もなく頭にメロディが頭に浮かんで2~3日離れない、なんてコトがよくあるんですが、昨日からふいに浮かんでずっと離れない曲があるんです。
しかも、昨日は水曜日ですよね?
ホントに全然関係ないんだけどなあ・・・

この曲です!
どうぞ!
オリジナル・キャストの「Mr.Monday」です。1970年にリリースされましたから、ギリギリ60年代というコトになりますね。この曲、実はヒットしたのは日本だけです。カナダ出身のバンドで本国ではそこそこ人気があったようですが、アメリカでは全くと言っていいほど売れませんでした。
日本でもさしたるプロモーションをしたワケではないんですが、当時ラジオで火がついてあれよあれよと言う間にチャートを駆け上り、当時の洋楽チャートでなんと6週連続1位!しかもあのサイモン&ガーファンクルの名曲「コンドルは飛んで行く」を4週連続2位に縛り付けての1位で、年間の洋楽チャートでも、もちろん1位を獲得しているんです。

もちろん僕もリアルタイムではありませんが、吉祥寺の中古レコード屋さんでバイトをしていた時に、耳タコ状態で聴かされて、聴いてみればなるほど納得!なんとも哀愁漂うメロディに、迫力満点の透き通ったボーカルがなんともカッコいい!ホーンセクションもいい仕事してますし、分厚いコーラスもちょっと古臭いですがそこがまた、いい!

思えば、日本人向きのメロディですよね?こりゃあ、売れますわな。
この70~71年あたりって、名曲が目白押しなんですよね。以前にもルー・クリスティやマッシュマッカーンあたりをご紹介してますが、(よかったら聴いてみてくださいね。リンク貼っておきます。→ココ)ホントにいい曲がたくさんあるんです。奇しくもBeatlesが解散した直後。ひょっとすると、そういった時代背景もあるのかもしれませんね。
では、もう1曲。
これもまた、名曲ですよー!
どうぞ!
ハミルトン・ジョー・フランク&レイノルズ の「Don't Pull Your Love」です。邦題は「恋のかけひき」うーん、この邦題いいんじゃないでしょうか?1971年リリース。全米4位を獲得し、年間チャートでも49位を記録しています。
この曲のサビのメロディはねー、もう最高です!
聴いた瞬間に恋に落ちましたから。かけひき要りませんでしたー。(笑)なんてダイナミックで、そして流麗なんでしょう?イントロのホーンセクションの音を聴く限り、なにやら男臭い感じがプンプンするんですが、始まってみればこれがまあ、爽やかなコト!それに、あまり目立ちませんが、サビとAメロのバックに入る鍵盤がさりげないんですけど、いい旋律弾いてるんですよー!何回聴いても飽きません。
そして、実は歌詞も泣かせる内容なんですよね。抜粋ですが。
今更情けなんてかけないでくれ
もしそんなことしたらたぶん俺は
倒れたまま百年は泣いてしまうだろう
今更情けなんてかけないでくれ
俺の心も魂も 金も持って行っていい
けど涙の海で溺れるのはご免だ
まあ、女々しいと言えばそうなんですけど、こんな気持ち、わかります。(笑)
この頃の曲、まだまだいいのがたくさんあるので、折を見てまたご紹介しますね。
まだまだ冬本番ですね。明日は一番の冷え込みとか。

暖かくしてお過ごしくださいね。
でわでわ。

