上を向いて歩こう | yukkiのFUN!FUN!MUSIC♪

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ご閲覧いただき、ありがとうございます!YUIちゃんと植村花菜さんを応援していきたいと思い始めたブログですが、今では洋・邦問わず好きな音楽を書いています。只今絶賛ライヴにはまり中ww「広く、浅く」がモットーです!どうぞお気軽に。           

こんばんわ!


えー、藤田麻衣子さんを好き!ちょっと気になっている、もしくは興味がある方に業務連絡です!(笑)

今麻衣子さんが全国を回る「47都道府県フリーライヴツアー」の日程が、新たに発表されました!クラッカー


8/13(土) 千葉県 ららぽーとTOKYO-BAY
8/19(金) 北海道 イーアス札幌
8/20(土) 北海道 ウィングベイ小樽
8/21(日) 北海道 千歳アウトレットモールRera
9/3(土)  高知県 イオンモール高知
9/4(日)  京都府 新風館
9/10(土) 青森県 サンロード青森
9/11(日) 山形県 イオン山形南ショッピングセンター
9/18(日) 香川県 イオン高松ショッピングセンター
9/19(月) 愛媛県 エミフルMASAKI


時間などはまだはっきりわかりませんが、千葉と北海道以外の新しい日程が決まったのは、嬉しい!しかも前回残念ながら中止・延期になっていた県も入ってきましたね!音譜

先日の兵庫県に、行きたくても行けなかった方!京都ですよー!お忙しいとは思いますが、万障お繰り合わせの上、是非是非ご参加を!また、延期になっていた四国も決定しました!是非是非!

もちろん無料で観覧できます。CD、グッズを買っていただいた方には、もれなく握手&サイン会があります!そして47都道府県フリーライヴツアー特製ポスターも貰えます!お時間のある方は、できたら麻衣子さんの透き通る声を聴きにいってあげてください!

ちなみに、明日の千葉。仕事は休みなんですが、以前から約束していた用事がありまして・・・ただ、いつもの13時から、あるいは14時からのステージと違って16時30分からと遅いので、なんとか終わらせて駆けつけたい!間に合うといいなあ!




26年前の1985年8月12日。羽田発大阪行き日航123便が、突如レーダーから消え、群馬県多野郡上野村の高天原山の尾根(御巣鷹の尾根)に墜落。乗客乗員524名中520名の尊い命が失われました。26年経った今でも、単独の航空機事故では世界でも最多の犠牲者を生んだ事故です。

僕は当時現役の国内添乗員でした。日航機の機影がレーダーから消えた、という第一報が夕方のニュースで流された時、僕はたまたま北海道のツアーの添乗員として、知床半島のウトロという所に宿をとっていました。19時から始まる宴会場に行く為に、部屋のテレビを消そうとしたその時、日航機行方不明の速報を目にしたんです。

僕の同行したツアーは、この日2日目。この時期流行っていた、阿寒湖、摩周湖、知床、網走、層雲峡をグルッと回って、最後は札幌に入るというスタンダードな行程で、阿寒に続いての宿泊でした。

正直、僕が一番最初に思い浮かべたのは、お客様でした。羽田への帰着便の航空会社は日航です。恐らく、温泉に入りに行かれているでしょうから、お客様がこのニュースをご覧になっているかどうかは、五分五分と思いました。しかも、レーダーから機影が消えたからと言って、墜落したと決まった訳ではありません。

僕は、宴会場でこの話題には触れない事を決めました。仲居さんにも事情を話して協力してもらいました。その甲斐あって、宴会は普通に盛り上がって、皆さんもその日一日の疲れを癒していただけたようでした。

2時間後、部屋に戻ってテレビをつけると、事態は深刻さを増していました。それとほぼ同時にお客様から問い合わせが相次ぎます。正直僕も事態を正確に把握できている訳ではありませんし、憶測で物事をお話しする訳にもいきません。旅行会社に指示を仰いだ後、お部屋を回らせていただいて、詳細がわかるまで待っていただきたい、そして明日からの旅行に備えて、不安ではあっても睡眠をとっていただきたい旨をお願いしました。思えば、比較的冷静なお客様が多かったように思いますし、それで後日助けていただいたのも事実です。

翌朝から雰囲気は激変してしまいました。皆さん押し黙ってしまって・・・無理もないです。夏の旅行シーズン真っ盛りで、どこの航空会社も満席。振り替えなどは期待するべくもない状況であるのは、このツアーの申し込みで苦労をされたお客様ご自身が、一番おわかりなんですから。

旅行会社からの回答も同じでした。「航空会社は変更できない」

針のむしろでした。お客様の不安な目、目、目。


でもね。バス会社のドライバーさんと、ガイドさんが精一杯頑張ってくださって。最終日、ツアーの日程に入っていない支笏湖というところに寄ってくださって。これ、本当はダメなんです。もし行程にないところに寄って事故でも起きたら。大変な事になります。恐らく会社は責任をとらないでしょう。

それでも。ニコニコ笑いながら、ガイドさんが言ったんです。

「怖いですよね。でも、皆さんは立派です。勇敢です。一言も不安な気持ちを我々乗務員におっしゃらない。添乗員さんも、なにもおっしゃらない。でも、それは寂しいです。5日間一緒に過ごしてきて。ですから、もう一つ楽しい思い出を作りましょう」

そして、空港に着く最後の挨拶の時に、ガイドさん、こう言ったんです。

「皆様は無事東京に着かれます。そうしたらいつでもいいですから、お手紙をください。先ほどの支笏湖の思い出をお書きになって。これは皆様への夏休みの宿題です」

車内割れるような拍手喝采でした。僕もまた、救われた。


千歳空港に着いた時、ガイドさんはバスの出口に立ってお客様をお送りします。でも、この時ばかりはガイドさんの周りにお客様が皆さん集って。空港の中に入ろうとしないんです。それどころか、ドライバーさんを呼んで、記念撮影の嵐!ニコニコ

僕は100回以上国内を回りましたが、こんなに温かい別れはそうそうなかったです。チェックインの時間大丈夫かとハラハラしたくらいですから。(笑)


羽田空港に無事ランディングした瞬間、機内に爆発するような拍手が起こりました。正直僕もホッとしました。いつもは力尽きてランディングの衝撃で眠りから醒めるのが常でしたが、この時ばかりは。

皆さん、素敵な笑顔で帰って行かれました。

全ての挨拶を終えて、バッグをしょって帰ろうとした時、声をかけてくださったご夫妻がおられました。知床のウトロで、見事な詩吟を披露されて拍手喝采を浴びておられた方でした。

「君があの日、全く何も知らないよ、という態度を貫いたでしょ?僕は正直憤った。何故情報を出さないんだ、と。君の部屋に押しかけてやろうかと思っていたんだ。旅行会社に連絡して添乗員を変えろ!と言うつもりだった。でもね。妻が言ったんだ。せめてあの日は皆さんに楽しんで貰いたかったんじゃないか、って。だから僕はあの日詩吟をやったんだ。僕の詩吟は高いぞ?次は君を引っ張りまわすから、そのつもりでいろよ」

肩をポーンと叩いて、そのご夫妻は帰って行かれました。


僕ですか?もちろんニコッと笑ってバッグを肩にかけて、颯爽と・・・

ウソです。トイレに行って泣きました。(笑)


ちなみに、ガイドさんとドライバーさんには、ちゃんと宿題が届いたそうです。その後の仕事で同乗する機会があって、拝見させていただきました。皆さん、子供みたいでした!(^-^)/

中には、「ウチの息子の嫁に是非!」みたいなのもあったらしいです。僕は見せてもらえなかったけど。ちなみにガイドさん、お子さん2人の肝っ玉母さんなんですけど・・・見た目若いんですよねー。(笑)


決してちゃかしている訳ではありません。この機体は当日、羽田ー千歳を往復し、その後羽田ー福岡を往復し、最後のフライトとして大阪(伊丹)に飛んで、この事故に遭いました。

僕の同僚は、朝の羽田ー千歳便に乗っていたんです。ひょっとしたら、そいつが犠牲になっていたかもしれない。

だからこそ、今日と言う日は僕にとってとても特別な日なんです。ですから、ありのままを書きました。気分を害した方がおられたら、申しわけありません。m(_ _ )m




その尊い犠牲者の中に、この方がおられました。

素晴らしい、シンガーでした。坂本九さん。

心からの追悼の意を込めて。


「上を向いて歩こう」




「見上げてごらん夜の星を」