今日はまさしく梅雨にありがちな天気でしたねー。朝からシトシト雨が降っていて、どことなく肌寒いような感じだったのが、昼頃から雨が止んだと思ったら、とたんにムシムシ。
そのうち日が射してきて、「なんだよー、アッツイなあー!」って感じで。こんなに一日で気温も天気もめまぐるしく変わられたら、そりゃあ体調も崩しかねませんよね。
全く、不快な季節です。
体にカビが生えそう・・・(笑)
こんな天気には、スカッとした歌が聴きたい・・・と思うでしょ?
なぜかバラードが聴きたくなりました。しかもちょっとゴツゴツした骨太のバラード。
例えば、そう。
こんな感じかな?
ローリング・ストーンズの「Fool To Cry」です。1976年リリース。邦題は「愚か者の涙」ですね。うん、この邦題、カッコいいですね。曲の雰囲気にも合っていますね。イギリスでは6位まで上がりましたが、何故か全米ではさほどヒットしませんでした。
僕、多分ストーンズの曲の中で、この曲が一番好きですね。ご存知の方もおられると思いますが、僕はBeatlesから洋楽に入った経緯があるので、ストーンズは当初あまり聴かなかったんです。もちろん「サティスファクション」や「黒くぬれ」「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」なんかは知っていましたけど。
で、全米トップ40を聴き始めた頃にチャートインしていたのが、この「Fool To Cry」だったんです。衝撃的でした。ストーンズ=バラードという公式はないと思ってましたから。(笑)
「えっ!?ストーンズってこんなに切ない、優しいメロディのバラード、やるんだ!」って。

それから、アルバムを少しずつ集めて聴くようになったんです。いわば、ストーンズへの橋渡しをしてくれたのが、この曲なんです。まー、ぶっ飛んだのを覚えてます。
ミックの優しい歌い方が、美しいメロディに合ってますねー。コーラスも独特な味わいがありますし、そんなに凝ったアレンジではないと思うんですが、広がりのある素敵なバラードに仕上がっています。
それでは、おそらくストーンズの中で、一番有名な名バラードを、ここで。
どうぞ。
「Angie」です。「悲しみのアンジー」が邦題です。1973年リリース。全米では1位を獲得したんですが、年間チャートでは85位に留まりました。どうもこの頃のストーンズはセールス面で少し停滞時期だったのかもしれません。母国イギリスでは、結構ヒットしてたんですけどね。この曲のタイトルの由来については、諸説あったようですが、後年キースが自分の娘の名前からつけたと話しています。
この曲ではミックの感情溢れるボーカルが、叙情的な曲の雰囲気を引き立てていますね。アコギの音も切なさを出してますし、鍵盤がこれまた・・・好きだなーこういうアレンジ。
ストーンズのバラードは、どれもこれも切なく、どこか硬派なイメージを残したものが多いように思います。そこがまたいいんですけどね。
では最後にもう1曲。
これは、アコースティックな、ストーンズ初期の名曲です。
「As Tears Go By」ですね。元々はマリアンヌ・フェイスフルに楽曲提供されたんですが、その後自らのアルバムに納めたんです。
どうですか?美しいでしょう?ちまたではストーンズ版「Yesterday」だとか色々なコトが言われていますが、マリアンヌに提供したのは1964年ですから、まだ「Yesterday」は生まれていません。(笑)それを言うなら、逆ですよね。
全く二つのスーパーバンドの間には、なにかと噂がありましたが、まあ、それも彼らの凄さの裏返しなんでしょうね。
さて。今日と明日は休肝日です。
早寝しようかな。記事書くのも遅くなっちゃったし。
うん・・・そんなコト言ったら眠くなってきちゃいました。(笑)
でわでわ。
