償い | yukkiのFUN!FUN!MUSIC♪

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ご閲覧いただき、ありがとうございます!YUIちゃんと植村花菜さんを応援していきたいと思い始めたブログですが、今では洋・邦問わず好きな音楽を書いています。只今絶賛ライヴにはまり中ww「広く、浅く」がモットーです!どうぞお気軽に。           

こんばんわ!

今日は会社からお休みをもらって、築地に行ってきました。

先日、と言っても3週間前になりますが、半年毎に受けている精密検査の結果を聞きに行ってきたんです。

その担当医さんと言えば、これがまた心臓に悪い話し方がとっても得意な方で。(;^_^A


おい、yukki、話が見えねーぞ!っとおっしゃる方もいらっしゃいますよね。半年前に書いた記事があるので、興味ある方は読んでみてください。別にいいよ、と言う方はそのままで。(笑)


よ、よかったー・・・


予約は1時30分だったので、早めに12時30分位について本を読みながら待ってたんです。お供は堂場舜一さんの「長き雨の烙印」という小説です。今回も待たされましたー。ヽ((◎д◎ ))ゝ

こっちはバクバクで待ってるのに、僕より早く来て待ってる患者さんの多いこと!そのうちイヤーな汗までかいてきて・・・(苦笑)

やっと呼ばれたのが3時近くです。目

もはや「予約じゃないじゃん・・・」なんて悪態を心の中でつきながら、診察室へ。

ノックする前に深呼吸。「大丈夫!きっと大丈夫!」っと自分に言い聞かせて、ドアをノック。


「失礼します・・・」

担当の執刀医さん。

「yukkiさん、元気ないね?二日酔い?」

・・・ほっといてくれ。だいたい誰がそうさせてんだよー・・・汗

「結果はねー・・・」

ゴクン。

・・・

・・・

「体調はどう?」

えっ!?叫び

またそのパターンですか?なんで半年前と全く同じフリ?「結果はね」って言った後で体調聞くのやめようよ~。(>_<)

またも、パニックです。

「い、いえ、別に何も・・・」

「そう。」っとそっけなく医師。

・・・

「うん、CTの画像では異常はないね。腫瘍マーカーも異常なし。再発はしてないよ」


・・・よ、よかった。また半年生き永らえた。

「でもね」と医師。

えっ!?なんだよー。一回で言ってくれよー。(iДi)

「γ-GTP相変わらず高いねー。酒の飲みすぎだよ。前回僕が言ったコト覚えてる?」

う・・。確か酒を控えないと脂肪肝から肝機能障害になるとか言ってたな・・・

「もうねー。yukkiさん若くないんだから。このままだとメタボになるよ?メ・タ・ボ!わかる?」

「は、はい。スミマセン・・・」

「半年後が楽しみだねー、yukkiさん!」とニコッ。

くそー全然楽しみじゃねえよー・・・しょぼん


ま、ともあれ、また半年生き延びました。アップ

よーし!酒じゃ!酒持ってこーい!爆弾(爆)




これから書く記事は、いつにしよう、と思っていたんです。とても重い、とても大切なテーマなものですから。今日は僕の中で「命」に対して真摯に感謝をした日なので、この日がいいと思いました。

この曲とエピソードは、僕がお邪魔させていただいている、くぅさんがブログに書かれていたのを、拝見したものです。あまりにもショックで、そして残酷で、優しく温かいエピソードでした。いいトシして涙が止まりませんでした。

くぅさんに、「僕もブログに書かせて欲しい」とお願いしたところ、快諾してくださったので、今日ご紹介したいと思います。

これは、交通事故をおこし、一人の男性を死に至らしめてしまった若者と、その亡くなられた方の奥様との事を歌にしたものです。

とにかく、まずは聴いてみてください。そこには、ただ一つの真実があります。





「償い」 さだまさし


月末になると ゆうちゃんは薄い給料袋の封も切らずに
必ず横町の角にある郵便局へ飛び込んでゆくのだった
仲間はそんな彼を見てみんな貯金が趣味のしみったれた奴だと
飲んだ勢いで嘲笑っても ゆうちゃんはニコニコ笑うばかり

僕だけが知っているのだ 彼はここへ来る前にたった一度だけ
たった一度だけ哀しい誤ちを犯してしまったのだ
配達帰りの雨の夜 横断歩道の人影に
ブレーキが間に合わなかった 彼はその日とても疲れてた

人殺し あんたを許さないと 彼を罵った
被害者の奥さんの涙の足元で
彼はひたすら大声で泣きながら
ただ頭を床にこすりつけるだけだった

それから彼は人が変わった 何もかも
忘れて 働いて 働いて
償いきれるはずもないが せめてもと
毎月あの人に仕送りをしている


今日ゆうちゃんが僕の部屋へ 泣きながら走り込んで来た
しゃくりあげながら 彼は一通の手紙を抱きしめていた
それは事件から数えてようやく七年目に初めて
あの奥さんから初めて彼宛に届いた便り

「ありがとう あなたの優しい気持ちは とてもよくわかりました
だから どうぞ送金はやめて下さい あなたの文字を見る度に
主人を思い出して辛いのです あなたの気持ちはわかるけど
それよりどうかもう あなたご自身の人生をもとに戻してあげて欲しい」
 
手紙の中身はどうでもよかった それよりも
償いきれるはずもない あの人から
返事が来たのが ありがたくて ありがたくて
ありがたくて ありがたくて ありがたくて
 
神様って 思わず僕は叫んでいた
彼は許されたと思っていいのですか
来月も郵便局へ通うはずの
優しい人を許してくれて ありがとう
 
人間って哀しいね だってみんな優しい
それが傷つけあって かばいあって
何だかもらい泣きの涙が とまらなくて
とまらなくて とまらなくて とまらなくて



映像の中でさださんが話されていた言葉には、重みがありました。

「人間は間違う生き物で間違った事もしますけど、その時にどういう風に一生懸命謝罪するかって・・・難しいですね。僕自身お前にできるかって言われると、これまたね、とっても難しいと思うんですよ。でも、そういう迷いを僕らは歌っていくのが仕事ですから」

今は亡き長門さんが嗚咽を堪えながら話されていたのも、印象的でした。


追記:今は、載せていた映像が削除されていますので、曲だけにしています。(2011・9・27)


どう思われるかは、皆さんにお任せします。


ただ、僕は本当に感動しました。そして思いました。


絶対に、こういう悲劇を繰り返しちゃいけない。車を運転する全ての人に、その可能性はあるんですから。

肝に銘じて、運転していこうと思います。










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