どこの人だ?(笑)
いやいや、毎回思うコトですが、本当に日頃通勤で混雑する電車に乗っておられる方々。尊敬します。
もう、無理だわー。もうくたくたですもん。まあ、病院での検査というのもありますし、寝不足もあるんですけどね。(苦笑)
昨日、また訃報が届きましたね。「ありがとう」「HERO」そして、「アタックチャーンス!」「何故、角を取らない!?」俳優として、司会者として、その温かな優しい、落ち着いた物腰と、確かな演技力で活躍されていた、児玉清さんが、亡くなられました。胃がんだったそうです。
昨年秋に体調を崩された際、医師から胃カメラを勧められたそうですが、医者嫌いの児玉さんはそれを拒まれたそうです。そして今年3月、再び体調不良で病院に行った時には、既に相当進行しており、外科的手術はできず、抗がん剤治療も効果はなかったそうです。
ご存知の方もおられると思いますが、僕も同じ病で手術しましたので、他人事とは思えず、訃報を耳にした時は正直絶句しました。僕も発見が遅めで、あと少し遅かったらあちこちに転移していた、と医師に言われましたから。
児玉さん。どうして胃カメラを拒まれたんですか?命より大切なものなんて、ないんですよ。
あ、僕ごときに言われたくないですね。失礼しました。(笑)
やはり、児玉さんと言えば、真っ先に浮かぶのは「HERO」での鍋島 利光次席検事役です。木村拓哉扮する型破りな検事・久利生 公平を陰から支え、温かい目で見守っていた、あの児玉さん。

渋くてねー。児玉さんほど歳を重ねるほどにカッコよさが増していった俳優さんを、僕はあまり知らないですね。枯れるのではなく、熟成されていかれた。

この「アタックチャンス」は、もう見ることが出来ないんですね。
では、児玉さんを偲んで、この曲を。
宇多田ヒカルさんの「Can You Keep A Seacret?」です。ドラマ「HERO」の主題歌でしたね。
そして、もう一つ。水前寺清子さん主演で大変な視聴率を記録したドラマ、「ありがとう」にも、児玉さんは出演されてましたね。
優しい、けれども一本気で頑固な役を熱演されていました。
では、その懐かしい曲を。
児玉さん。僕はあなたのその柔らかな笑顔と、穏やかな物腰が大好きでした。
いつか自分が老いた時、こうありたいと願う目標でもありました。
どうか安らかに、おやすみください。
「ありがとう」
合掌。