今日、暑かったですねー!なんと27度!まだ5月ですよ?場所によっては30度を超えて真夏日になったところもあるようで。
これも、異常気象ですよね。
しかも、明日は14~5度までしか上がらず、寒い1日になるようですし・・・
体もおかしくなりますよね。どうかご自愛くださいね。
そんなおかしな時には、しっとり落ち着いた曲を聴くのがいいんじゃないかと思いまして。
こんな優しい曲をチョイスしてみました。
いかがでしょうか?
アン・マレーの「You Needed Me」です。1978年、カナダ出身の女性ソロアーチストとしては初めての快挙となる、全米1位を獲得しました。また、グラミーでも最優秀ポップ女性歌手賞に輝いています。邦題「辛い別れ」。この曲は、後に向田邦子さん原作のドラマ、「幸福」に使われたので、それでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
当時、僕はこの優しい声と歌い方に強く惹かれました。なにか特に秀でた事があるかといえば、ありません。どちらかと言えば、地味ですしね。アレンジもごくごくシンプル。「小曲」という名がしっくりくる曲なんですが、聴きこむほどにジワーッと胸の中に沁みてゆく。温かいんです。マッカートニーの「Junk」を聴いた時と同じような感覚になったのを覚えています。
残念ながら、この曲はほとんど携帯不可の音源ばかりで・・・後年ライヴで歌ったテイクで、ちょっと歌い方がすれてしまった(ゴメンナサイ)感じのものしかないんですが・・・
一応、ご紹介しておきますね。
ね?ちょっとガナっちゃってるでしょう?もったいないなあ。でもそれでも、曲は輝きを失ってはいません。
彼女は翌1979年にも、極上のバラードをリリースしています。
「You Needed Me」ほどではありませんが、それでも全米12位まで上昇しました。
タイトルが似てるんですよね。韻を踏んでいるって感じですかね。
「Broken Hearted Me」です。この曲ではアレンジを少しドラマティックに施していますね。ドラムも結構前に出ていますし、ストリングスも入れています。でも、アンの歌声は相変わらず優しく、そして温かい。変に力を入れて大仰に歌うのではなく、抑えた中で情感を出している。これが静かにジワッとくる理由なんでしょうね。
そんなに日本では有名なシンガーではありませんが、僕は彼女の歌い方が本当に好きです。
それでは最後に、彼女のアメリカ進出の足がかりとなった、運命の曲を。
いいなー、これ。
「Simple Is Best」を地で行くような1曲です。
どうぞ。
「Snow Bird」です。1970年、全米8位。彼女のバックボーンであるカントリー色豊かな1曲です。この曲はたくさんのアーチストがカバーしていますね。
いつもはよくこねる僕の浅いうんちくなんか、要りませんね。(笑)
どこまでも爽やかで、そして、やはりとても温かく、優しい。
ちょっと不快な天気で、もやっとした気持ち。
少しでも晴れていただけたら。
でわでわ。
