こんばんわ。
今、宮城県庁には、多量の救援物資が続々と運び込まれています。水、毛布などです。ところが、それがまだ被災者の方々のところに届いていません。関係者によれば、「どこの避難所で何が一番逼迫しているか調べてから」とのこと。
意味は理解できます。でも、もう既に震災が起こってから90時間以上経過しています。もう一刻の猶予もない筈なんです。どうにかして早く被災者の方々に届けてあげて欲しい。決して責めるつもりで言っている訳ではありませんが、ロビーに無意味に積まれている大量の物資を見ると、一層強く思ってしまいます。行政は、いつもどこか後手に回る印象が拭いきれないのは、僕だけでしょうか。
避難所で今、不足なのが深刻なものは、ガソリン、灯油、ガス、水、電池、ベビーフード、おむつ、生理用品等だそうです。そして何よりも欲しいのは、「情報」だと皆さんが異口同音におっしゃられていました。ラジオさえない避難所があるそうです。
昨日も書かせてもらいましたが、不要不急のガソリン給油、必要以上の買占めは絶対にやめましょう。今日、仕事に使っている営業車の燃料がさすがにエンプティに近くなり、あちこち開いているスタンドを探して、セルフのスタンドをやっと見つけましたが、僕の隣で給油している60歳前後の方が給油した量がチラッと見えてしまったんです。たった「7リットル」です。それしか入れなかったのではありません。それしか入らなかったんです。これは悲しかったですね。
一方、今何処に行っても、電池、トイレットペーパー、米、パン、カップめん等は品薄です。余分な買い占めが行われたおかげです。自分で自分の首を絞めるだけだ、と言う事に早く気がついてほしい。
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最後に。今日92時間振りに生存者が見つかりましたね。70歳のおばあちゃんだそうです。低体温症の症状はあるそうですが、命に別状はないそうです。本来、72時間の壁を超えると著しく生存率が下がるそうですが、こうして生還された方がいます。現地では必死の救助作業が行われているのでしょうね。本当に頭が下がります。できることなら、もう一人。二人。「奇跡」を起こして欲しい。
「Keep Your Smile」 イングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリー