こんばんわ。
今日は僕なりに今日感じたことを。もし、共感していただけたら、是非皆さんのブログでも紹介していただけたら、と思います。
「不要不急のガソリン給油を控えよう」
今日仕事で外を走っていると必ず見かけた光景です。ガソリンスタンドに殺到する車。数十、数百メーターに渡って、給油を待っている車で、渋滞ができています。そこには今足りなくなってきている大切な物資を載せたトラックが何台も巻き込まれていました。
物資はあるんです。ただ物流が間に合っていない。本来ならあるはずのない道で渋滞がおきています。それに巻き込まれているのは、自らが必要としているものを載せて、おそらくは不眠不休で走ってくれているトラックです。
なおかつ、そのトラックでさえも給油がままならない状況なんです。原因は「不要不急」の給油です。どうかよく考えてほしいです。
「買占めを止めよう」
水、米、パン、カップめん、トイレットペーパー、電池等が店頭から消えました。一部の人たちの買占めによるものです。不安な気持ちはわからないではありません。でも、本当に必要としている量ですか?被災された東北の方々でさえ、次の方達に残してあげよう、皆に行き渡るようにしようと、最低限の買い物で譲り合いをされているというのに。
さっきも書きましたが、物資はあるんです。あとは物流さえ整えば、物は店頭に並ぶんです。自らの手で自らの首を絞めているようなものです。被災地の方々でさえできている「想いあい」が、被災地でもない僕らの街にはありません。
「蛇足ですが」
ガス屋の僕から、電気を用いてガスや石油を使用する給湯器、風呂釜、ファンヒーター、熱源機(床暖房やバス乾燥暖房機に使用する機械)を使用されている方々へ。
計画停電が、今後起こる場合についてです。先ほど挙げた機械は、運転を終了すると熱を持った内部を冷やす為にファンが一定時間回ります。しかし、使用中に電気供給が突然落ちると、熱くなった内部を冷やす為のファンが回らず、内部の安全装置が働いてしまい、その後最悪の場合、使用不可になってしまう事もあります。
ですので、定期停電が始まる5分ないし10分前には使用を終えてください。そうすれば内部を冷やすファンが回って、熱を冷ましてくれます。この際、プラグは抜いてはいけません。あくまでもスイッチを切るだけにしてください。
最後に、今日ラジオを聞いていて大変気に病んだ話を。比較的災害が軽かった被災地近くで、人工透析を行っている小さな病院の看護士さんのお話です。
「計画停電はいたし方ないとは思います。ですが、予定が流動的である事が、尊い命を救えなくなる危険な状況を生んでいます。透析は非常に時間がかかります。その最中に電気供給が止まった場合、患者さんの命に関わるんです。
ですから、供給がストップするかしないかわからない状況下では、満足な透析はできません。時間を短くして当座の命を繋ぐための透析しかできていないのが現状です。ですから、透析を待っている患者さんがいつできるのか、という問いに私たちは答えることができません。もちろん、我々スタッフもシフトさえ組めない状態なんです。
止まる、止まらない。その時間をせめてはっきりと計画して、事前に公開して欲しい。でなければ、救えるはずの命さえ、救えない状況にあるのが、私たちの今の現状なんです」
そして、こうもおっしゃっていました。
「飲料水としての水が優先されているので、病院に給水車が来ません。透析には水が必要なんです。お茶やジュースでは透析はできない。水分補給というのであれば、替えが利くならば、どうかお茶やジュースを水分補給に充ててもらえないだろうか。全てとは言いません。せめて透析に必要な水だけでいいので、病院に回してほしい」
彼女は、体力的にも精神的にも大変厳しい状況下にありながら、自分の事は一切話す事はありませんでした。全ては患者さんの事。
僕らができる事は、まだまだたくさんあるんじゃないでしょうか。
BANK BAND 「to U」