「Dear Evan Hansen」 | いつも心にアロハを

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先週、王様のブランチの映画コーナーで

 

セリフの途中でいきなり歌い出すからあまり好きじゃない、

 

ミュージカル映画を紹介してた

 

だけど、その内容とLiLicoが涙を流しながら映画の解説をしていたのが凄く気になり、


先日観に行ってきた

 

「Dear Evan Hansen」

 

 

解説

 

学校に友達もなく、家族にも心を開けずにいるエヴァン・ハンセンが自分宛に書いた「Dear Evan Hansen(親愛なるエヴァン・ハンセンへ)」から始まる手紙を、同級生のコナーに持ち去られてしまう。

後日、コナーは自ら命を絶ち、手紙を見つけたコナーの両親は息子とエヴァンが親友だったと思い込む。悲しみに暮れるコナーの両親をこれ以上苦しめたくないと、エヴァンは話を合わせ、コナーとのありもしない思い出を語っていく。

エヴァンの語ったエピソードが人々の心を打ち、SNSを通じて世界中に広がっていく。

エヴァン役をミュージカル版でも主役を演じたベン・プラットが演じるほか、ケイトリン・デバー、ジュリアン・ムーア、エイミー・アダムスらが脇を固める。

 

 

 

感想

 

映画が始まった時から歌い始めて、「出た出た、ミュージカル~・・・」

 

そして、冴えない顔だなぁ~(失礼)と思っていたエヴァンの歌のうまさと

 

歌詞にあっという間に引き込まれていった

 

そして、この映画は字幕だったことに気づく

 

いつも吹き替え版を選んでみていたのでそこにビックリ

 

だけど、これはエヴァン役のベン・プラットの歌唱力の高さも魅力の1つだから

 

結果的に字幕版で良かった(っつーか、吹き替え版はもともとない)

 

 

 

社交不安障害で抗うつ剤などを飲み、カウンセリングの一環で

 

自分への手紙を書いていたエヴァン

 

友だちは一人もいない

 

母親は看護師の仕事が忙しく、エヴァンを気にかけるけど

 

そんな母親に本当の気持ちを伝えられない

 

父親はエヴァンが小さい頃に出て行ってしまった

 

自分の存在を知る人はいないんじゃないかと思って孤独に暮らしている

 

 

 

 

夏休みに木から落ちて腕を骨折して新学期に学校へ行ったエヴァンだけど

 

そんな彼を気にかける人はいない

 


ある時、学校のパソコンで自分への手紙を書いたものを印刷したら

 

それを読んで持ち帰ってしまったコナー

 

 

 

その数日後にコナーが自殺してしまい

 

ジーンズのポケットに残された手紙が唯一の遺品だったために

 

コナーの両親はエヴァンが友達だったんじゃないかと思ってしまう

 

 

これが普通なら誤解だと説明できるけど他人とうまく話すことができないエヴァンは

 

コナーの両親のすがるような様子に流されて話を合わせてしまう

 

 

だけど、そこから今まで他人と話したことがなかったのに

 

エヴァンを認識して、頼りにして、話に耳を傾けてくれることに喜びを感じ始める

 

 

ネタバレになるからここからは書かないけどその小さな嘘から

 

SNSにアップされる出来事が起きるほど大きな嘘になってしまう

 

 

この映画を観てコロナ禍で大学にほとんど行けなかったから


いまだに友達が出来ない次男坊ひーを思い、


突然仕事を辞めることになった自分のことを考えた

 

 

というのも、コナーが持って行ってしまった手紙の内容に書いてある文章

 

 

「僕にも居場所があって

 

僕の言うことが誰かの心を動かせたなら。

 

実際、僕が明日いなくなったとして誰が気づく?」

 

 

 

そして、主題歌になっている

 

「You Will Be Found」

 

映画の字幕スーパーは目で追うために略された和訳だけど

 

その歌詞の一部

 

「闇が押し寄せても

 

友の支えがなくても

 

落ちて壊れても

 

君は独りじゃない

 

陽の光を受けよう

 

手を伸ばせば また立てる

 

顔を上げて見渡せば

 

見つけてくれる人がいる」

 

 

その歌詞を読んだだけでうるうるするほど共感したから。

 

 

そして、これはエヴァンの話ではなく、


見た目は友達がたくさんいて毎日が充実しているように見える人も


同じように孤独を抱えてる人がいる

 

だけど、見つけてくれる人がいるし、あなたの居場所はある

 

ということを教えてくれる映画だった

 

 

LiLicoも言ってたけど、これは学生の話だけじゃなく大人にも当てはまる話だった

 

 

映画を観に行くときはエンドロールの後に、

 

あるメッセージが流れるから

 

絶対に途中で席を立たないでほしい