昨日の王様のブランチで映画紹介コーナーを観てたら
急に観たくなってしまった
「七つの会議」
【ストーリー】
都内の中堅メーカー、東京建電の営業一課で係長を務めている八角民夫(野村萬斎)。最低限のノルマしかこなさず、会議も出席するだけという姿勢をトップセールスマンの課長・坂戸宣彦(片岡愛之助)から責められるが、意に介することなく気ままに過ごしていた。営業部長・北川誠(香川照之)による厳格な結果主義のもとで部員たちが疲弊する中、突如として八角がパワハラで坂戸を訴え、彼に異動処分が下される。そして常に2番手だった原島万二(及川光博)が新課長に着任する。
「半沢直樹」シリーズなどで知られる作家・池井戸潤の小説を原作にしたミステリードラマ。部下によるパワハラ告発を機に起こる波乱をスリリングに映し出す。メガホンを取るのは、池井戸の原作のドラマ「半沢直樹」「下町ロケット」などの演出を務めた福澤克雄。『のぼうの城』などの狂言師・野村萬斎、歌舞伎役者としても活動している香川照之、『相棒』シリーズの及川光博のほか、片岡愛之助、音尾琢真、立川談春、北大路欣也らが出演。
今まで「半沢直樹」「陸王」「下町ロケット」を面白く観ていたので
池井戸潤の企業ドラマの新しいものが映画化されたのね~と、ワクワクした
しかし、つい先日「愛唄」の試写会に行ったからお金出して映画館に行くのもなぁ~
って思ってたら夜帰ってきただんながCMが流れたのを見て「これ観に行きたいんだよなぁ~」と言う・・・
むむむ・・・
だんなと行くのは気が進まないけど、そういえばだんなは50歳過ぎたじゃないか
ってことは、イオンシネマでの料金割引サービスの
夫婦50割引 どちらかの年齢が50歳以上のご夫婦さまは、毎日全作品が2,200円均一で!
ってやつに当てはまるじゃないか
ってことで、気は進まないんだけど(2回目)数年ぶりにだんなと一緒に観に行ったのだ
さて、感想
日本企業の古い体制の恐ろしさと、そこで働く人たちのプライドと正義と悪が描かれていて、
一筋縄ではいかないたくさんの人たちの中で誰を信じたらいいんだか
最後まで分からなかった
シリウスなシーンばかりなんだけど、観ていて吹き出しそうなシーンがあった
もうさ、お互いの目を見てるようで焦点があってないまま演技したって本人たちが言ってたけど
ホントに近すぎるし、香川照之が興奮しながら話すとほっぺたと唇が
ブルブルッ・・・ブルブルッ~ってするからもう笑いをこらえるので必死だったわ
そして、緊張感のあるシーンばかりだけどその合間の(のちになぞ解きにも関わっているけど)
休憩コーナーのシーンを観てるとドーナツが食べたくなる
なので、帰りにミスドを買っちゃった
ここからはちょっとだけネタバレになるけど、(これから観に行く方はここで読むのを終わってください)
パワハラどころじゃない、
癒着、隠蔽、リコール隠し・・・と日本全体を揺るがす大きな問題に発展していくのが見ものだった
ただのフィクションじゃなく、実際に日本の企業に当たり前のように起きては隠されたり
問題になったりと世間を騒がせているんだろうな
そんな中でも必死に働くのが社会人なんだろうなぁ~
と、言うのも
この映画を観ていた人たちがほとんど老夫婦か50過ぎの男性(企業戦士?)ばかりで
悲哀を感じてしまったから
とりあえず、
頑張れ、お父さんたち頑張れ、日本
(なんか、違うか
)