夏休みに入った最初の月曜日、レディースデーでもあるし、ひーを映画に連れて行く約束をしていたので
公開3日目という早さで観に行った
スタジオジブリの「風立ちぬ」
実在の人物をモデルにした話で、内容も今までの子供向けとは違い、大人の夢と恋が描かれている言うことで、
楽しみにしてたんだけど
感想・・・・・
庵野さんが声優でも俳優でもないとはいえ、ドヘタすぎるのにビックリで笑った
良い声なんだけど、どっちかっていうと好きな声なんだけど(ちなみに顔も好きだけど)、
淡々としてて感情がなくて
「となりのトトロ」のサツキとメイのお父さん役、糸井重里を思い出させるほどの棒読みだった
でも最後の方は二郎のキャラにしっくりとおさまったのか気にならなくなったけど・・・
そして、前半45分くらいはメチャメチャ眠かった
実在する人物だからと言ってもやはり宮崎アニメ
夢と現実が混同しているシーンが多し(二郎の夢の中って設定だったりするけど)
まぁ、ジブリ映画好きには景色の綺麗さとか音楽の心地よさがたまらないけどね
(ユーミンの「ひこうき雲」はせつなくてこの映画にぴったり)
ゼロ戦を設計した人の話だから専門用語があったり、難しいんだろうとは思ったけど
それだけじゃなく、ジブリっぽさが前面に出ててどこがホントでどこが空想なのかがわからない・・・
ようやく、菜穂子と再会するシーンになって目が冴えてきたけど・・・
しかし、この映画は堀越二郎の半生じゃなかったのね
主人公は実在してるけど、恋人の菜穂子は堀辰雄の自伝的小説に出てくる
ヒロインの名前と結核を患っているというところをベースにしてる
大学時代からの友人は実在するけど、直属の上司はこれまた堀辰雄の小説の中の登場人物の名前を借りている・・・
とか、詳しく相関図にして説明してるサイトを見たけどそれでもちんぷんかんぷん
ノンフィクションなら忠実に再現して、フィクションならまるっきりの作り物にしてもらわないとわからないよ
堀越二郎の息子さんは、ストーリーも二郎の性格なども好きなようにしてくれてかまわないと言ってくれたそうだけど
「ゼロ戦を作った堀越二郎」ってところだけが本当で、
あとはすべてスタジオジブリのアニメと思って観ないと楽しめないのかもしれない
なので、ヘタに予備知識を持たず、関連著書も読まずにただ映画だけを観ることをお勧めするわ~