人間の身体は60兆個を超える細胞から成り立っています。
その細胞は「食養」から作られていますが、
水分は体重の約65パーセントを占めています。

体重の約2%の水分が失われると口や喉 が渇き、
約6%不足すると頭痛、眠気、よろめき、脱水感!
10%不足すると痙攣が起こり、腎不全に。
20%不足すると死に至る。
水なしでは5日も生きて行かれませんが、
水分補給の摂り過ぎは血液濃度が薄れ、
ミネラル養分や塩分不足に繋がります。
因みに、
人間の血液濃度の塩分は海水と同程度。
飲み物の温度は体温と同じ36~37℃前後がベスト。
特に陰性体質の冷え症などは細胞を引き締めて
体の芯から温め体質改善に心掛けて欲しい訳。
夏の健康管理しだいで冬の体調が決まりますよ。
冷房や冷たい飲み物は体に与える影響に注意しましょう。
体質は人それぞれ自分の状態を知り、フレーズに惑わず
自分に合わせた健康管理が基本です。
1.血液の流
人間の体の水分量は、
胎児で体重の約90パーセント、
新生児で約75パーセント、
子どもで約70パーセント、
成人では約60~65パーセント、
老人では50~55パーセントが水で満たされ、
年齢と共に減少して行きます。その理由の程は?
体内の水分の約3分の2を占める、細胞内液と
残りの3分の1の細胞外液は体内を循環する
血液とリンパ液、細胞間に存在する細胞間液から成り、
血液は身体の隅々まで酸素、栄養、ホルモンなどを
運ぶ重要な役割を担っていると同時に、
老廃物や過剰な物質を運び出し、体外に排泄する
という大切な働きをしています。
その血液の半分以上は血漿の液体でほぼ水分は91%。
その血漿はナトリュウムイオン、塩化物イオン、タンパク質
などさまざまな成分が溶けていて、体に必要な栄養や酸素は
この水分で運ばれています。
2.腎臓の働きと尿の量
体内のすべての血液は、循環の過程で腎臓で
体内の老廃物を溜めないようクリーニンにしています。
血液の中の不要物を多量の水(1日に170~180リットル)
で濾過し残った不要物と水分を尿として膀胱へ送ります。
成人で健康な人の平均的な1日の排尿量は、約1.2ℓ
最低でも500ミリリットルの尿を排泄しないと老廃物
(新陳代謝など不要な成分と有害物質)が出し切れない。
腎臓はまた、体内の水分調節にも一役かっています。
水分の補給が少なければ尿を濃縮し水の排出を減らし、
多ければ尿の量を増やして余分な水分を放出し、
体内水分量のバランスをキープしているのです。
3.体温を調節する水
私たちの平熱は36~37度ですが、体温が2度でも
上がると体調を崩し、時に死に至る危険性も有ります。
このように体温調節は人の生命を維持する上で
とても大切な機能です。
例えば汗をかくことは、体温を一定に保つ重要なシステム
で水は蒸発する時に熱を奪う性質をもち、汗をかくと
気化熱として水1ミリリットル当たり約0,6キロカロリー
利用されます。
つまり皮膚から汗が蒸発する時に熱を奪い
皮ふ表面の温度が下がるのです。
夏に気温が上昇したときや運動をして体温が高くなった時
に汗をかくのは体温の上昇を防ぐためで、
体の中の不要な熱は皮膚から600ミリリットル
呼吸から400ミリリットル、を無意識のうちに蒸気の形で
水を排せつしています。
これは代謝活動の結果発生した余分な熱を、
水の気化熱を蒸発として外へ運び出す役割を
している訳です。(健康医学より)
自分の健康は貴方自身で、
自分のことですものね!
この夏を元気に乗り越える事を願って・・・。
最後までお読みいただけた事に感謝いたします。
~ ナルちゃんの「志」ノート ~