面白かったので、今月も。

ウフ.2007年3月号
- 著:「ウフ.」編集部
- 出版社:マガジンハウス
- 定価:250円
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今月もやっぱり面白かった。
いままで週刊の雑誌なんて
どこがいいんだろうと思っていた。
だって、結末が分からない!
なんだか中途半端!
でも、この雑誌はそんなこと気にならない。
ちょっと時間があるときに
パラパラとめくるだけ。
あっ、この連載、先月おもしろかったやつだ。
読んでみると、先月と今月のつながりが
頭の中で構成される。
あ~、そういうことだったんだ。
納得。
また来月号も読みたいなという
余韻のようなものがかすかに残る。
今月は
「長生き奥さま」という夏石鈴子さんの小説が
ものすごく良かった。
冒頭は、そんなにすごくない。
なんとなく読んでいたら、どんどん引き込まれる。
いつのまにか全部読み終わっていて、
うわ、この小説すご!と感じてた。
小説のいいところって、
誰も傷つかないで
現実に気付けるところだと思う。
この小説は病気の話だけど、
「もし自分が・・・」とか「大切な人が・・・」と考えることによって、
自分にとって何が大切なのかを
そっと教えてくれるような気がする。
本気で購読しようかな、この雑誌。