※まだコロナ後遺症のときの話ではなく、コロナ罹患のときの話です


前回の話はこちら



娘は2日で元気になった。

あれ?ただの体調不良だったのか?


私は相変わらず体調が悪い。

とにかく水下痢が止まらず息が苦しくてしょうがない。

横になり何もできず、娘がずっと背中をさすってくれていた。


検査キットを試してみたものの、フラフラする中で検体?(唾液と薬剤混ぜたやつ)を入れたので、量が多すぎてエラーが出てしまった。


もうどうしようもないので、かかりつけ医に電話をした。


コロナかもしれないし熱中症かもしれない。

もう何日も続いているなら救急車を呼んで

と言われた。


え…私そんなひどいのか?

でも苦しいだけで意識はある。どうしよう。

家にあるパルスオキシメーターを試しても血圧計を試しても正常値。


困って母に電話をしたところ


医者が救急車呼べって言ってるんだから呼ぶに決まってるでしょ物申す

と怒られた。


母が仕事を早退してくれて、すぐ救急車を呼んでくれた。

嗚呼実家の近くに引っ越して良かった昇天と苦しい中思った。



10分ほどで救急車が到着


息苦しくて喋るのつらいです

って言ってるのに

名前や年齢の聞き取り、症状の詳細やアレルギーのことを聞かれて(私はアレルギーが多い)

マスクは絶対外さないで!

と言われてかなりしんどかった。


母と娘に聞いてくれ。苦しい…息が吸えない…救急車の中で私は死ぬのか?とずっと思っていた。



救急車内での会話で面白かったのは

「一緒に乗車しているのは、さくらさんのお母さん、さくらさんの妹さんね」と言われたことだった爆笑

娘と私が姉妹扱いされてる爆笑


苦しくて苦しくて

「あ…違…この子は娘…」

って振り絞って喋ってるのに


「ん?だから、さくらさんの妹さんでしょ?」

と噛み合わない会話が続く昇天


母が「私から見たらさくらが娘。この子は孫」と言われてやっと理解してもらえた。


まあ確かに、うちの娘でかいし、私は若いときに出産してるし、姉妹に見えなくもない…のか?

いやそんなことどうでもいい。

苦しい。息が上手く吸えない。


頭の中はそれだけだった。  


これからどこか病院に運ばれるのだろうか?


続く


第一話