鼻中隔湾曲症日記③(手術翌日〜3日目まで) | 言葉の世界で生きてます Kakeruの日本語ブログ

言葉の世界で生きてます Kakeruの日本語ブログ

日本語教師、書籍編集者、翻訳者の筆者が、日本語を教える際のポイントや、生活の中で見つけた言葉の面白さなどを伝えていきます。

【手術翌日の朝】

日帰り手術だったので、家で寝ることができたのは、よかったです。

 

手術当日はいろいろありすぎて(前回のブログ参照)、ぐっすり寝ることができました。

両鼻にシリコンやらガーゼやら綿球やらが詰まっていますが、

もともと口呼吸の人なので、気にせずに眠ることができました。

 

朝、目を覚まして、洗面所でうがいをすると血痰がドバー。

鼻やら喉にこびりついた血を洗い流すために、何度もうがいしました。

 

痛みは鎮痛剤で止まっていたのですが、なんとなくぼーっとしているので、

今日、通院できるかどうか、心配になりました。

 

この日からシャワーOKだったので、起きてすぐ浴びることに。

シャツを脱ぐ時は、襟ぐりの部分に鼻が当たらないように、そっと脱ぎます。

頭を洗う時も全く頭を揺らさず、洗顔は鼻以外。鼻は拭く程度に。

こんな感じで、着替えもシャワーもめちゃめちゃ慎重でした。

風呂場から出た頃には、病院に行けるような気がしたので、着替えて出かけることに。

 

道中、鼻からの出血がしたたり落ちるのが怖かったので、

出る前に綿をしっかり鼻の穴に入れて、鼻の周りをガーゼ覆ってマスキングテープで貼って

その上からマスクという完全防備をしました。

鼻の高さも幅も1.5倍になりましたが、

コロナ時代なので、マスクさえしてしまえば、違和感はありませんでした。多分。

 

【手術翌日 通院】

病院に着くと、20数時間ぶりに先生に診てもらいました。

綿を外して、鼻の奥に詰めていた細長いガーゼをシュルシュルっと抜いてもらう。

これが激痛。

今日一番の激痛。

いい歳してるのに、思わず声が出ました。

 

取り出したガーゼは、もはや赤黒い固形物に変わっていました。

先生が代わりに新しいガーゼを入れ、30分ほど出血しないかどうかを様子見。

再びそれをシュルシュルっと抜いて(これも痛い)、血があまり出ていないのを確認すると、

綿を詰めて本日の診察終了。

これで鼻の中はシリコンと綿だけになりました。

 

血で膨らんだガーゼがなくなったので、鼻から空気が通るようになりました。

特に左鼻は今までずっとふさがっていたので、そこを空気が通る感触はとても新鮮でした。

 

手術から約24時間経つと、

血が止まってきたので、うがいをしても血痰がでることが減りました。

そして匂いのフェーズが変わってきました。

それまでは、鼻の中は血の匂い、口の中は血の味でしたが、

ここにきて、鼻水のようなのが出てきて、その匂いと味がするようになりました。

(これもあまりいいものではありませんが、血よりは全然マシです)

ここまで回復するとは。人間の体ってすごいなと思います。

 

先生曰く、明日ぐらいには血が止まるので、普通の生活なら大丈夫とのこと。

激しいスポーツや長距離移動、お酒などはまだ禁止されていますが、

ちょっとずつ回復している感じが嬉しくて、1日でだいぶ前向きになれました。

 

【術後3日目】

朝起きてうがいをすると、血痰の量が劇的に減っていました。

もう口の中は血の味がしません。

扁桃腺の手術の時は、寝起きのうがいがホントに地獄でした。

喉は痛いし、血痰もドバドバ出るし。

これが数日続いたので、3日目で楽になった今回は、それに比べれば全然楽です。

鼻で良かったと思いました。

 

鼻に綿を詰めていますが、出血量が明らかに減ってきたので、外す時間帯も増えました。

まだ鼻をすすったり、鼻をかんだりはできないので、

鼻水と鼻血が混じったモノが垂れてきたら、ティッシュで拭き取って、ウェットティッシュで鼻を拭きます。

これを1時間に1回ぐらいやるだけで済むようになりました。

 

痛みもないし、出血も引いてきたので、マジマジと鏡を見たら、鼻の歪みがなくなっていました。

(昨日まではガーゼで膨らんでいたのでわかりませんでした)

ただシリコンが入っているせいか、鼻の周りの筋肉痛があまり動かず、

口を開いたときに歯があまり見えなくなっていました。

鼻の下も伸びた感じがします。

この辺は回復とともに元に戻るんでしょうけど、ちょっと気になりました。

今の顔の方がイケメンな感じがするので、記念に何枚か自撮りしておきました(笑)