海の危険生物。マジヤバイ。 | 奄美大島 加計呂麻島マンゴー と追い込み漁日記

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海で仕事をしているといろんな危険な生き物に遭遇します。


ヒレに毒を持つオニダルマオコゼやミノカサゴ、アイゴなど。魚以外ではクラゲやオニヒトデやウニ類。


大体経験しましたが、先日マックスレベルの体験をしました。


『ウンバチイソギンチャク』

https://www.umibe-nature.com/unbati1.htm 


他の生物ではあまり感じたことがない、毒を注入された感覚で患部が拡がっていく感じです。


刺された直後

3日後
手首に触れただけで、瞬間的には火傷した痛みだったのですが、その後手掌から肘まで腫れて物が握れないレベルに。

一応病院で破傷風ワクチンと飲み薬を処方されましたが、他の海洋生物同様、解毒薬は無く、基本自己の免疫力頼みということです。

3年前に同僚がやられた時は重症でした。。南海日日新聞 


僕も彼も比較的肌は強い方なのですが、そんな個人差は全く通用しない猛毒です。

彼の場合はイソギンチャク本体に体重を預けるような体勢だったので重症化。急性腎不全に陥って人工透析をするかという状況だったようです。(現在は回復しています)

このイソギンチャク、珊瑚礁域に座っているので探してもなかなか見付からないからないくらい周囲に溶け込んでいるので注意するというよりは肌が出来るだけ隠れるスタイルで海に入ってもらえると予防にはなると思います。

特に手首は非常に弱いので隠れるように、当たり構わず触らないようにしましょう。