先週から今週にかけては西日本、東日本でで桜の満開ラッシュ。
見ごろの過ぎたところもありますが、北陸や北日本ではこれからというところも多いのではないでしょうか。
以前にも書きましたが、お城には桜が植えられているところが多いです。
日本さくら名所100選に選ばれている場所のうち、実に約3分の1がお城、または城跡公園です。
これはパッと咲いて、潔く散る桜が昔の武士=お城に通じるからと考える人がいそうですが、そうではありません。
江戸時代のお城には桜はおろか、樹木はほとんど植えられていませんでした。
その理由としては、大きな木が城内にあると敵や侵入者が身を隠すのに有利だったためといわれています。
(もっとも籠城時に食料となる松や銀杏が植えられた例はあります)
現在、お城で見られる桜の多くは明治以降に植えられたもので、市民の観賞用に植樹されたものです。
特に現在一般的な「桜」として知られているソメイヨシノは昭和30年代から40年代の高度経済成長期に数多く植えられ、この時期には日本列島を華やかに彩るようになりました。余談ですが「桜前線」という言葉もそのころ誕生したそうです。
しかし、多くは石垣の近くに植えられているため、根が張って石垣の崩落の危険性があるところもあり、現在各地のお城で問題になっているのです。
今度、桜を植え替えるときは、なるべく石垣に影響の出ない場所を選んでほしいというのは思慮の浅い考えでしょうか。
とはいえ、お城と桜はマッチしますね。私も大好きな光景です。
先週、今週と桜の美しい名城を巡ってきました。
名古屋城
三の丸歩道橋(南東)の上から
名城公園(北側)から
西の丸南側空堀
本丸北側不明門から
岡崎城
乙川(南東)から
天守南面
天守前の2本の残念松がなくなって眺望がよくなりました。
伊賀川(北西)から
犬山城
今年の犬山城は満開と犬山祭りとが重なってすごい人でした。
犬山祭り 山車
木曽川遊歩道から
木曽川対岸(北側)から
長浜城
模擬天守
琵琶湖に沈む太閤井戸
豊公園
彦根城
大手門付近 腰巻石垣と鉢巻石垣
北西武家屋敷跡からの天守
彦根キャッスルリゾート前
中堀越しの夜桜ライトアップ
絶景でした♪
日本人に生まれてつくづく良かったと思います。