3月になりました。今月のカレンダーは岡山城です。
とはいってもこの写真では桜がメインすぎてどこのお城だかよくわからないですよね・・・
岡山城といえば、最近重要文化財にもなっている現存の月見櫓でひっかき傷が見つかったことがニュースになりました。
今回の犯人は捕まったようですが、私も以前香川県の丸亀城に行ったときに天守の窓枠に多くの落書きや傷があったのを見つけて残念な思いにかられたことを思い出しました。
当たり前の話ですが、「重要文化財だから落書きは良くない」のではなく電車や公衆トイレであっても落書きはダメです!!
どうしても落書きや傷をつけたいのであれば自分の家か、車でやってください。
とはいえ、落書きをしたいのは日本人の性(さが)のようで、現存12天守のひとつ松山城でも、平成の大改修の際に、江戸時代に描かれたとみられる落書きが見つかっています。
それは大天守2階の下見板の裏面に墨で描いたと思われる侍の似顔絵でした。
似顔絵は紋の付いた裃を着用していることから、工事の指揮・監督をしていた上役の役人の顔を職人が面白がって描いた可能性が高いそうです。
きっと中学生が先生の似顔絵を授業中にノートに書くのと同じ感覚だったんでしょうね。