おはようございます。
家系図コーチング®︎山道紀子です。
昨日は終戦記念日でしたね。
1年で一番『戦争』に対しても意識が高まる
8月です。
昨日、Facebookでお友達の
千鳥ヶ淵の戦没者墓苑に関する投稿を見て
今日は「軍歴証明（兵籍簿）」に関するテーマで
ブログを書こうと思い立ちました。
以前にも、こちらのブログで、
「軍歴証明（兵籍簿）」とは？
「軍歴証明（兵籍簿）」をなぜ取得した方がいいのか？
書かせていただきました。
詳しくはこちらをご覧ください
今日はもうちょっと突っ込んだお話を
申請の経験談を書きますね
基本的に軍歴証明は、
陸軍の場合は、終戦時に本籍地があった都道府県庁に、
海軍の場合は、厚生労働省に問い合わせすることから
スタートします。
皆さんの出兵されていたご先祖様は、陸軍か海軍か、
わかりますか？
特攻隊などの空軍は、陸軍に入ります。
この時点で、陸軍か、海軍か・・・わからない
という方もいらっしゃるのですが、その場合はまずは陸軍から
当たってみることをお勧めします。
なぜならば、厚生労働省はお返事に最低3カ月かかる・・・
ということで、各都道府県の方がお返事が早いからです。
私は2020年2月に初めて、自分のご先祖様の
軍歴証明書を滋賀県に申請しまして、
そこから、家系図作成サービスの方や
家系図講座3カ月コースの方のサポートもしています。
陸軍の場合は、各都道府県庁に問い合わせしますが、
全国47都道府県のうち、現在18の都道府県に
申請させていただきました！
家系図を作るために戸籍の申請を行いますが、
戸籍は委任状をいただければ、
私の方で完全に委任させていただけますが、
軍歴証明書に関しては、ご本人様でないと申請できない
所が多く、申請の手順などを確認して、
ご本人にお繋ぎする流れをとっています。
また、戸籍の申請は概ね、全国の市区町村で、
申請方法はほぼ同じで、慣れちゃっていますが、
軍歴証明に関しては、各都道府県で独自のルールと
申請方法がありまして、必ず確認をします
例えば、
戸籍はコピー提出OKのところと、原本提出に限られるところ。
原本提出でも、ほとんどのところは返却してくれますが、
大阪府だけは原本没収・・・
（↑2021.9.3追記 コピーを添付すれば返却してくださることがわかりました！）
ほどんどのところは無料ですが、1通400円の場合も。
申請は、出兵されていた人から、3親等以内の人であれば
可能なところが多いのですが、
山形県、三重県、大分県は6親等以内であればOKだったり、
逆に愛知県は3親等以内でも同居していたか、
墓守でないとダメだったり違いがあります。
また、最終的にいただく、軍歴証明は、
当時の手書きのままのコピーのところと、
Excelに綺麗に打ち直して送ってくれるところと違いがあり、
参考資料として、出兵先の地図まで添付してくれた
東京都と静岡県には感激しました。
残念な事例としては、
宮城県は、昭和26年に県庁舎が火事にあい、
焼失してしまったようです。
恩給の保証の関係で本人の申請を受けて
履歴を作り直した人の分だけ残っているけれど
それ以外の方の分は残っていないそうです。
神奈川県は、横浜の空襲で全体の6割が焼失してしまい、
またGHQの本部が山下公園のホテルニューグランドで
焼却命令が早く来てしまい、あまり残っていない、と。
愛知県も同様に、3割しか残っていないそうです。
そんなこんなで、軍歴証明を申請するのは、
戸籍を申請するよりもエネルギー使いながらでは
ありますが、申請するプロセスからも、
歴史や戦争、軍隊、日本やGHQについて触れることができ
大変勉強になる機会でした。
少しずつだんだんと戦争に詳しくなっていってます。
軍歴証明を取得したら、ぜひ階級や、その部署の役割も
調べてみるといいですよ
軍歴証明（兵籍簿）に関して、参考になりましたら幸いです。
ぜひ、ご先祖様に出兵されている方が
いらっしゃいましたら、進めてみてくださいね。
こちらの家樹さんのサイトがとってもわかりやすくお勧めですよ。
合わせてお読みくださいませ
今日もお読みいただきましてありがとうございました。
どうぞ素敵な1日をお過ごしください
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