石川大地震によせて | 架け橋人の会―韓日翻訳グループ

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正月に生けた梅が、まだまだ美しい。

梅といえば学問の神様、菅原道真が思い浮かびますが、皆さんは福岡県の太宰府天満宮の「飛梅」をご存知でしょうか?

道真公を慕い京都から飛んできたと言う言い伝えのある御神木です。新聞記事によると今年は暖冬傾向のせいで昨年より11日も早く令和最速での開花だそうだ。

 古来より日本人は自然と寄り添い「梅が咲いた」「桜が開いた」と愛でながら、たとえ日常が苦しくても自然を力に生きてきました。


しかし

今年1月1日発生した石川県の大震災は人に寄り添うだけの自然ではなく、人々を押し潰してしまう恐ろしい姿を我々に再認識させました。

どうか被災地の皆さん、心を強く持ち自然に打ち勝ってください。私も29年前神戸の真ん中で被災しビルの倒壊した街中を家族や年寄りのため常に食べ物を探したこと、寒くて1人2枚もらえる入浴券を求め何時間も並んだことなど、鮮明に心が、体が覚えていて、思い出しました。




自然は優しくもあり、酷くもあります。地震大国日本に住んでいる限り決して自然の脅威は忘れてはならないことです。

被災地の受験生の皆さん、どうぞどうぞ良い結果が訪れ「梅が咲き桜が咲く春」が訪れますように。

            神戸在住  桃木です