翻訳について、改めて思うこと | 架け橋人の会―韓日翻訳グループ

架け橋人の会―韓日翻訳グループ

ミレ韓国語学院が主宰する韓日翻訳グループ。メンバーはTOPIK6級合格以上。

皆さん、こんにちは。オンライン参加の力丸です。

 

先週、頼まれて、久しぶりにフランス語の翻訳作業をしました。翻訳する文書が日本の法律関係のものであったこと、そして、一文が比較的長いものだったので、それをどのように切って、明快なフランス語に直すか、というところにかなりの神経を使わざるを得ない状況でした。そこで身を以て感じたのは、韓国語のように、基本的に語順が同じということはどれだけ翻訳がやりやすいか、ということです。未だ日韓翻訳の練習中ではありますが、基本的に語順そのままで日本語の単語を韓国語に置き換えれば翻訳が成り立つ、というのはすごくありがたいことだと、翻訳中何遍も思わされました。

 

 

この架け橋人の会の翻訳は韓国語を日本語に直す、という今回の私の作業とは反対方向の作業でありますが、こちらはこちらでどのような日本語を選ぶか、ということに神経を使わなければならない作業です。原文に忠実に、しかも日本語として的確に、という作業は、今まで深く考えなかった言葉の持つ意味を改めて考えるなど、私自身にとってとても良い機会となりました。

 

その架け橋人の会の作業も大詰めを迎えています。オンラインでの参加なので、一度も他のメンバーの皆さんと直接顔を合わせて、ということはありませんでしたが、言葉の使い方や文法理解の正確さ、また、検討の際には韓国語の文章をまず読んでいくのですが、その読みの流暢さ、そして韓国事情、歴史への造詣の深さなど、他のメンバーの方から、韓国語学習に関していろいろな刺激を受けました。

 

 

 

 

今年いっぱいで今期の架け橋人の会が終了しますと、次にまた新しい期の募集があることと思います。可能であれば、また来期もやってみたい、と思っています。