안녕하세요?
野澤です。
今日は立秋ですね。
少しは暑さが和らいでくれると嬉しいのですが…
さて、
『日本語で読みたい韓国の本-おすすめ50選』(K-BOOK振興会)に『해시의 신루』を紹介させていただきました。
「해시」は亥の刻、今の時間でいうと午後9時から11時の間になります。
「신루」は、景福宮に実在する집현정(集賢殿)の中に著者が考えた架空の研究機関の名まえです。
「夜ふけに蜃気楼のように起こる出来事」という意味でつけられたタイトルで、全5巻の長編小説です。
著者のユン・イスさんは、『구르미 그린 달빛(雲が描いた月明かり)』の著者で、この作品を長男出産後、8か月目からネイバーのウェブ小説で連載を始められました。
それまで、ロマンス小説を多数執筆されていましたが、ご主人との間で子どもが生まれたらしばらくは小説を書かないと約束されていたそうです。出産後だんだんと社会から孤立するように感じられ、ご主人には内緒でこっそり書き始めたとおっしゃってます。(ビズ・エンターのインタビューより)
『해시의 신루』の主人公は世宗大王の長男で、後の文宗になるイ・ヒャン。前作と同じで世子が主人公です。
韓国ドラマ『雲が描いた月明かり』で世子を演じたパク・ボゴムを想像しながら読んでしまいました
歴史小説は、出てくる単語も難しく大変でした💦
ずいぶん昔、そういえば出てきたかな~ぐらいの文法
「~기가 무섭게 (~するやいなや)」がたびたび出てきました。
それから 「아니나다를까」もよく登場しました。
普段とは違う語彙に出合うので、歴史小説もいいかなって思いました。
著者は次回作として『구르미 그린 달빛』『해시의 신루』に続く「朝鮮史三部作」の最後を飾る作品を執筆中で、この作品も主人公は世子らしいです
『日本語で読みたい韓国の本-おすすめ50選』第7号は、秋ごろ出版でしょうか。
1巻は、詳しくあらすじを書いていますので発刊されましたら読んでみてください。