テリムクたちの得意な分野。 | フクロウ,インコ,ペンギンと遊ぶ掛川花鳥園ブログ
7月3日こんにちは、バードスタッフ石山です。
7月に入っていっそう暑さがまして来ましたね、みなさん水分補給などしっかりとって夏バテ対策をしましょう。
さて今日は、スイレンプールゾーンにいるテリムクたちについてご紹介します。
みなさん、「キンムネオナガテリムク、ツキノワテリムク」と聞いてどんな鳥か思い浮かびますか??

当園には2種類のテリムクがいて、尾が長くて細身の体をしているのが「キンムネオナガテリムク」
尾が短くてずんぐりむっくりしている方が「ツキノワテリムク」なんです。
このテリムクたち、同じムクドリの仲間でも種類が違うせいか性格もそれぞれ少しずつ違うんです。

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瑠璃色に光る光沢のある背中からお客さんの間では「あの青い鳥なんていう名前ですか?」とよく質問を受けることがあります。
そのぐらい間近でみると綺麗なんですよ!
このキンムネオナガテリムクは性格的にあまり人を怖がらず、手からごはんを貰うことはもちろん、このように手に乗ってごはんを食べることもできるんです。



最初は数羽が手に乗る事を覚え、その後それを見ていたテリムクたちが少しずつ馴れていき、多くのテリムクたちが手に乗ってごはんを貰うようになりました。

この手に乗ってごはんを食べるのは、キンムネの方だけなんです。
スタッフは、ツキノワテリムクが手からごはんを貰うのは何度も見ているのですが、手に乗ってごはんを貰っている風景のには1度も出会ったことが無いのです。
おなじテリムクでもツキノワの方がキンムネより臆病な様ですね。

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しかし、ツキノワは臆病者でも、キンムネに負けない特技を持っているんですよ。
それは、とても子育てが上手で巣を沢山作っていることなんです。
今までに何度も巣を作り、ヒナが孵っているんです→ツキノワテリムクの巣作り
この子育てはスタッフが見るところ、ツキノワテリムクしか行っていないようなんです。

そして、この2羽が共通して覚えた特技があるのですがそれがこちら。。。

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最近スイレンプールのオオオニバスの葉の上に乗ることをこのテリムクたちは特技として覚えました!
なぜ覚えたかと言いますと、スイレンプールの先住鳥のアフリカレンカクにごはんをあげていたところ、「あの大きな鳥でも乗れるんだから僕たちだって!!」と思った1羽のテリムクが葉の上に乗って食べたところから始まって勇気あるテリムクたちが覚えたようなんです。



最後は、その様子を映像でご覧下さい。
鳥たちも日々試行錯誤をしてこのように知恵を働かせて、1つ1つ新しいことを覚えて行っているんですね。
2種類のテリムクのそれぞれの性格も分かったところで。
またユニークな変わった特技を鳥たちが覚えたらご紹介したいと思います。
どうぞお楽しみに!



スタッフからのお知らせ!
7月1日(木) 2日(金) 4日(日) 5日(月) 6日(火)
上記の日はハクトウワシ・ハヤブサはショーをお休みします。
その他の日も鳥の状態やご機嫌、天候によりショーの内容が変更になる場合がございます。予めご了承ください。

6月30日よりしばらく「ペンギンとの写真撮影」対象者を中学生以上の方とさせていただきます。
小学生の接客担当のカリンちゃんが換羽休暇に入ったためです。
他のペンギンはお子様を苦手としているため、中学生以上の方よりご体験となります。
2週間ほどで復帰いたします、どうぞご了承下さい。


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