祝!コールダック誕生! | フクロウ,インコ,ペンギンと遊ぶ掛川花鳥園ブログ
3月3日 こんにちは、バードスタッフ副島です。

さて今回は、以前ご紹介したコールダックの卵が孵化したのでお知らせします。
その時の記事はコチラ→小さなカモの落とし物

孵卵器

2月中旬に、もう少しで卵が孵化すると聞いたので、卵の様子を見に行くと・・・そのような卵は見当たりません。
一体どこにいったのでしょうか?

実は、孵化3日前になると転卵を止めるために、別の孵卵器にいれるのです。
そこで、そちらの孵卵器をのぞいてみると・・・
※卵内の雛が偏らないように卵を回転させること。

はしうち

なんと2個の卵のはしうちが始まっていました。
中の雛は約1~2日かけて卵を割って出てきます。
※雛が卵を割る行動。
そして次の日見に行くと、また卵がなくなっいました。
今度はどこに行ったのでしょうか?

孵化後

孵化したばかりの雛は、体が濡れているため乾かさなくてはいけません。
2つ目の孵卵器内は、ある程度の湿度を保っているため体は乾きにくいです。
そのため、また別の場所に入れる必要がある訳です。
無事に2羽とも産まれてきたようでなによりです!

ヒナ部屋

この過程を終えると、孵卵器での生活は終了となり別のケージへと移動となります。
しかし、保温は欠かせません。寒さで体力を奪われてはいけませんので、日中など比較的暖かい時間をのぞいては、上からヒーターを当てて保温をします。

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また、天気が良い日には外に出して、日光浴もさせます。
さて、ここで皆さんに問題です、コールダックの雛はどんなものを食べると思いますか?
インコやペンギンと同じように親から吐き戻しをもらうのでしょうか?またはいきなり大人と同じようなごはんを食べてしまうのでしょうか?

ヒナごはん

浮き草

正解はこちらです。
雛専用のごはんもありますが、当園では大人のごはんと同じものを細かくして与えています。
その他に、スイレンプールに浮いている浮草も食べるんですよ。
カモ類はインコ類と違い、産まれてすぐでも親からはもらわず、自分で食べます。ニワトリ(ヒヨコ)と同じですね。
コールダックの雛の展示は近いうちに考えていますので楽しみにしていて下さい!
展示日時や内容が決まり次第お知らせしますね。

2羽
 
                    「待っててね!!」


スタッフからのお知らせ!
3月 5日(金) 7日(日) 8日(月)
上記の日はハクトウワシ・ハヤブサ・シロフクロウはショーをお休みします。
その他の日も鳥の状態やご機嫌、天候によりショーの内容が変更になる場合がございます。予めご了承ください。


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