12月12日こんにちは、バードスタッフ石山です。
もう12月中旬に差し掛かって来ました、植物にもポインセチアが入り、園内もクリスマスムードが高まってきていますよ!
さて、今日は水辺の鳥ふれあい広場から、オニオオハシのクチバシについてご紹介します。
みなさんお馴染のこのオオハシたち、ご存じのとおりオオハシと言えば先に思い浮かぶのがあの大きくてカラフルなクチバシですね、体の約3分の1はクチバシで、重たそうに見えるかもしれませんが、重さは約10円玉3枚分、なぜこのような大きなくちばしをもっているのかは、いままで議論されてきましたが、繁殖行動や、果実をとるのに適している、などありますが今有力な説はあの大きなくちばしを使って体温調整をしている、というのが本当の大きさの理由になっています。
さて、こんな不思議なくちばしですが、当園のオオハシさんたちどのようにこのクチバシを使いこなしているのでしょうか?
今回は、このクチバシ意外と色々な使い方をしているようなので、ご紹介したいと思います。
本日の主役オニオオハシです
オオハシ:「ど~も僕のクチバシ立派でしょ!」
はい、見るからにりっぱで、はじめて見るお客様はうでに乗るとちょっと逃げ腰になってごはんを与えていますが、大丈夫ですよ。
ごはんを素直に見せてじっとしていれば何も怖いことはりません。
むしろ、目の前でカラフルなクチバシや、つぶらな瞳を観察することができます。
そして、何やらオオハシの中の一羽が、おもむろにゴミ箱のふたをつつきだしました。
木でできた開閉式のふたは、手で開けないと閉まったままの状態なのですが、さすがオオハシさん、あの大きなくちばしを利用して、隙間にクチバシを挟みふたを開けてしまいました。
この芸?は小さなくちばしのインコさんやエボシにはまねできない行動ですね。
オオハシならではの開け方です。
クチバシはほぼ、ゴミ箱の中に入ってしまいました・・・。
そして、グイグイ頭を入れて中身を確認しています。
オオハシ:「中は真っ暗だぞ~、意外と広いなぁ」
誤解を招かないように、何もオオハシさんはゴミをあさっているわけではないんですよ!そこまでいやしく育てた覚えはありません!(スタッフから目線)
実は、少し前にここのふれあい広場で巣箱を設置していました。
その巣箱がこの、ゴミ箱と大きさと形が似ていたため、巣箱を取り除いたら、このようにゴミ箱を覗いて、巣箱にならないか?とオオハシなりに考えているようなんですね。
なので、けしておなかが空きすぎてしょうがなくゴミ箱を開けているという訳ではないので誤解なさなぬよう、温かい目で見守ってあげて下さいね。
オオハシ:「おっ、見つかっちゃった!」
スタッフに見つかるとすぐ、「ダメ!」とゴミ箱から遠ざけられるので、そこら辺はオオハシも理解しその後は、この行動もしなくなりました。
今現在は、見ることがあまりなくなりましたが、この光景は大きなクチバシをテコのように使って開ける一つのクチバシの使い方を見ることが出来ました。
次はクチバシの器用さ。
大きなくちばしは、小さい物をつかむのには使いづらそうとお思いかもしれませんが、意外や意外、器用につかむんです。
5mmぐらいの棒状のペレットもこの通り、ひょいひょいつまんで、口の中に入れて行きます。
さすがに小さい物となるとこうして、クチバシを横にしてつまんで食べるんです。
映像でもお分かりのように、小さなペレットも一つ一つ食べています。
投げても、大きなクチバシでキャッチして食べていますね。
ごはんの、カップもこの様にして、食べます。
大きな体とクチバシをしているからと、眺めて満足しているあなた!
今度はこのオオハシさんを腕に乗せてごはんをあげてみて下さいね!
意外と器用なクチバシでこうして、ごはんをカップや、手から食べてくれますよ!
水辺の鳥ふれあい広場のオオハシさんのくちばしの使い方にも今度注目して、ごはんをあげてみてはいかがでしょうか?
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