その前日を楽しもうと職場の共産党後援会の集いで、ちょっとユニークだが、大阪南の「チンチン電車」(阪堺電車)乗車体験と、沿線に明治時代?からか、営業している汐湯温泉に入湯する体験ツアーに参加した。
天王寺駅から乗ったが、通勤客が多い。残念ながら、夜の乗車で町並みを味わうのはちょっと効果が少ないが、車を道を電車が走る快感はなんとも言えない。
地方色がにじみ出る宣伝のアナウンスはここだけでしか聞けない。
大阪を都会を走っているという感覚は吹っ飛ぶ。
大和川を越えると、急に道路は広くなる。
堺の街に入ったことが分かる。
駅を10ほど越えて目的の「御陵前」で降りる。
外を覚悟していたより寒い。思わず近くに提灯が灯る串カツに入ることに変更。
ビンビールでとにかく乾杯。
1時間以上たむろしてしまった。
とにかく体を温めて、風呂に向かう。
ほんの5分だけの移動だったが、時間が経つほど寒さが身に染みる。
今はマンションの下が風呂屋になっているが、もともとは、平屋で、すぐそばが海辺だったということだから、ずいぶん情緒があっただろうと想像できる。
中に入って、服を脱ぎ、風呂内に直行。
寒さを味わった後の温もりはなんとも言えない。
しかも海水を温めた湯ということだから、他ではなかなか味わえない。
番台の奥さんは、前にYくんと2人で来て話したことを覚えている様子でちょっと感動。
また来たくなった。
一緒にきた若者2人もいたく気に入ったみたいだった。
ぼくはもともと銭湯愛好家だが、こんな時間の過ごしかたもいいだろう。
しかも路面電車愛好家でもあるので、今日は至極の時を過ごさしてもらった。
帰りはぽかぽか暖かいのがいい。