尾張・三河の「東海道宿場」…№3最終(御油(35番目)~吉田(34番目)~二川(33番目)付記) | 「洋ちゃん」のひとりごと

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私「洋ちゃん」、

収集している、

歌川(安藤)広重筆の版画絵、

東海道五拾三次・保永堂版

の絵葉書をシリーズで紹介させて頂ています。

 

🔶№3…最終(御油(35番目)~吉田(34番目)~二川(33番目):付記 桑名(42番目))

 

 

◎御油(35番目)旅人留女

御油は、浜名湖の北岸を迂回する姫街道の分岐点にも当たる交通の要地。

強引に腕や荷物をつかみ旅人を奪い合う宿の女たちをユーモラスに描いた動きのある情景。

旅舎の軒に懸かる木札には、絵師名やシリーズ名、版元名とともに、彫工・摺工の名が記されている。

 

◎吉田(34番目)豊川橋

画面の左側に大きく描かれている吉田大橋は、

豊川に架かっている橋で、江戸から京都までの間にある四橋の1つ。

豊川から伊勢へ行く早船が出ており、

陸路を行くよりも三日も早く着くと、いつも満船だったといわれている。


◎二川(33番目)猿ケ馬場

猿ヶ馬場は、豊橋に向かう車窓から右手に見える、丘陵地帯の長丁場です。

小松が群生したこの地には、街道筋には名物として旅人に好まれた柏餅を売る茶屋があり、繁盛していました。

「名物かしハ餅」と書かれた看板が吊された茶屋前を通る旅芸人を小さく描き、ぼかしを複雑に組み合わせることで丘陵の広さと奥行きを表現しています。

(付記)

◎桑名(42番目)七里渡口

この図は、桑名湊の渡り口を描く。

宮宿からは船で七里(約27㎞)の旅路である。

いましも港に2隻の船が到着しようとするところを描く。

船内には旅人がひしめきあう。

木曽三川の河口の重要な港であった様子が、大型船の描写に偲ばれる図です。

版画の右側部分について拡大

旅の疲れを癒し、のんびりとした気分に浸るうち、桑名城のやぐらを描く。

 

(追記)

№2については、

尾張・三河の「東海道宿場」…№2(岡崎(38番目)~藤川(37番目)~赤坂(36番目))

№1については、

尾張・三河の「東海道宿場」…№1(宮宿(41番目)~鳴海(40番目)~池鯉鮒(知立)(39番))