収集中の、
伊勢門水の作品をシリーズとしてボツボツ紹介させて頂いています。
★以前に紹介済の作品と重複する場合もありますがよろしくお願いいたします。
実は、11月3日に、
『伊勢門水の作品(その3)…狂言図「高砂」 』をブログしましたが、
昨日、整理していましたらもう一本、狂言図「高砂」見つけました。
早速、今回、取り上げ紹介させて頂きます。
(注)
図柄は(その3)とほぼ同じですが、
・賛の内容
・図柄の色合い
が少し違います。
その10.
伊勢門水筆 :狂言図「高砂」画賛
・夫婦愛と長寿を愛で祝う大変めでたい謡です。
・能舞台でおじいさんが「熊手」を持ち、おばあさんが「箒:ほうき」を持つ。
🔶「高砂」では、松の木が作品の中で重要な役割を果たしている。
・松は、古来、神が宿る木とされ、常緑なところから「千歳」とも詠まれること
が多く、長寿のめでたさを表している。
・また、松の木には雌雄の別があり、夫婦を連想させる。
↓ 図の部分拡大
↓ 賛の部分拡大
賛の詠み
正木(まさき)のかづら長き世の
たとへなりける常盤木の
中にも名は高砂の
末代のためしにも
相生の松そ
めてたき