収集中の、
伊勢門水の作品をシリーズとしてボツボツ紹介させて頂いています。
★以前に紹介済の作品と重複する場合もありますがよろしくお願いいたします。
その11.
伊勢門水筆 :謡曲「橋弁慶」画賛
(付記)
橋弁慶について…ネットより引用
・能の曲名。四番目物。作者不明。佐阿弥作ともいう。シテは武蔵坊弁慶。
・ある日弁慶は従者から,最近五条橋にふしぎな少年が現れて人を斬るといううわさを聞
き,退治に出かける。
・少年というのは牛若(子方)で,母の言いつけで明日は鞍馬寺に入る手はずなので,今夜
がなごりだからと五条橋に出かける。
すると物々しい姿の弁慶が大薙刀(おおなぎなた)をかついで現れたので,牛若はいたずらっ
ぽく弁慶にからむ。
物語 ↓…ネットより引用
・弁慶が五条の橋へ行くと、牛若丸(牛若)が女装して待ち構えていました。
・女だからとやり過ごそうとする弁慶に牛若が斬りかかります。
・弁慶は長刀を振るって応戦しますが、身軽な牛若丸に翻弄されます。
・ついに降参した弁慶が、どういう人かと問えば、牛若は身分を明かし、二人は主従の誓い
を行い、一緒に九条の牛若丸の御所へ帰りました。
伊勢門水について
↓ 中京書家画人考より
・明治・大正期の名古屋の商人。
・本名は水野宇右衛門。
・芸名は屋号の「伊勢屋」にちなみ、さらに本名を「水の上の門」と洒落て「門水」と号した。
・飄逸な画風で、狂言や能を題材とした絵を描き、一世を風靡した。
・書にも秀で、自ら狂言を演じるなど多才な人物として知られている。
↓ 中区栄三丁目21-27にあります