名古屋名所団扇絵(十二景)シリーズ《その6》
今回は堀川花盛。
堀川花盛の図について
・江戸時代の堀川の花見の様子の資料としていろいろな書物で紹介されています。
・図の左手の橋は「日置橋」です。
・日置橋付近は城下町の郊外であり気楽に行くことが出来る場所でした。
・川岸をおおいつくす、満開の桜…堀川の一番華やいだ風景。
・京の嵐山、江戸の隅田川、大阪の櫻ノ島の淀川とそれに似た風致。
※堀川が花見で賑わうようになったのは文化年間(1804~18)とされる。
屋形船、小船、筏(いかだ)あり。
葭簀(よしず)掛の小屋の群集。
路を行く士農工商。
橋上・川を俯瞰する日傘を持ったた美女、その他の男女。
等々、
細かに画かれおり当時の様々な様子が分かります。
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(付記)
私、所有の尾張名所図会・前編二に描かれています、
ネットに着色した図があり。
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尾張名所図会、前編二「堀川の櫻」の稿に、
「堀川の櫻、両岸、日置橋より北の方西水主町まで、数町の間、数百本の櫻樹ありて、貴賤袖をつらね、両岸に往きかふ群集、水に舟を浮かべて、上下に花を賞するさま」
と記載あり。
左の地図、
岩井橋・洲崎橋の西方が尾張名所図会で云う水主町
(追記)
2017年2月18日に、
タイトル「堀川に架かる七橋の一つ「日置橋」に行く 」としてブログしました。
こちらと併せてご覧ください。
(10,668歩)