瑞穂区内古墳・遺跡シリーズ(№1)八高古墳…名古屋市立大学滝子キャンパス | 「洋ちゃん」のひとりごと

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先日、数日間程かけて、瑞穂区内の古墳及び遺跡を訪ねてきました。

シリーズとして紹介させて頂きます。 
  

№1として、

八高古墳(名古屋市立大学滝子キャンパス内)を訪ねました。



八高古墳について

名古屋市立大学滝子(山の畑)キャンパス構内に古墳が2基り、いずれも原形を失っている。


八高古墳の名の由来

・かって、この地が旧制第八高等学校であったため、この名が付けられる。

・第八高等学校の赤レンガの正門が南側にあったが、文化財として明治村の正面に

 残されている。

  

 

※2基のうち、

◎一基は前方部を西に向けた前方後円墳…大学構内の南にあります

・前方部は西南に向かっていた。

・全長50m、後円部直径30m、後円部高さ4.5mで原型を失っている。

・正確な時期は、判定できないが、5世紀中ごろの築造との説がある。

・かって八高時代に後円部中央が発掘されたが何も出土しなかったという。

・現在は、学生食堂などの建設のために削り取られ、後円部をかなり損壊し往時の面影は無く、正式な調査は行われていない。



削り取られています…この場所の後方に食堂が建っています

 東側からデジカメ

 
 ◎もう一基は円墳です…大学構内の北にあります
「剣ヶ森(けんがもり)」と呼ばれ、現在は築山として整形され雑木林に被われている。

・円墳で残存していて、直径30m、高さ2m。

 

 西側からデジカメ

  

剣ケ森の八高青春像

(昭和63年に八高生の向学の姿を後世に伝えるため八高青春像を設置)

     

     八高青春像の裏面

 

(付記)

・八高古墳の近くの高蔵高等学校内には、

 全長87mの前方後円墳があったが、今では何も残っていない。

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