昨日(27日)、
名古屋市博物館の催し「はくぶつかん講座」
実は、先日(18日)同館2F・常設展会場内にある
フリールーム「正木国民学校の疎開」のコーナーで、
学童疎開の辛さ・当時の様相・実態などを記した資料を感激しながら鑑賞。
昨日の「はくぶつかん講座」で、
担当の学芸員による展示資料について個別に説明。
例)
・「××又もや脱走、帰還せず(中略)同伴帰る」
…寂しさに耐えかねた児童が寮を抜け出した出来事
・「一回の食事が味噌汁とキャベツまたはダイコンのみ」
…献立表に記されたごくわずかな食事
・「至急電報名古屋駅発電報受取ル ガッコウヤケタ 」
…中区の正木国民学校は空襲を受けて全焼
・「児童の体重増減表や健康状況報告書」
…集団生活での生活。
養蚕部屋などで寝起きしシラミやノミが繁殖する不衛生な環境や栄養失調による病気。
・「はがきほどの大きさのわら半紙の卒業証書」
・「親子面接の許可証」
戦争のさなか、子どもたちが過ごした辛い疎開生活の様子が生々しく浮かび、
さらに、
引き離された親子がどんな思いでいたのか想像しながら聴取!!
戦後71年経過したこの夏…改めて平和のありがたさを実感する。
(付記)
私「洋ちゃん」は昭和20年生まれ(71歳)
⇒両親への感謝の念がいっぱいに~
名古屋市博物館HPより
学校日誌と本校ヨリノ証明書綴 館蔵
疎開本部で使われた豊地村の地図 館蔵
寮での食事の想像図 豊地小学校提供
(15,835歩)