大八木也香筆の南画軸「水墨淡彩山水図」 | 「洋ちゃん」のひとりごと

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今朝、床の間の掛け軸を替えました。


大正期の日本画家(東京生まれ)、

 大八木也香筆の南画軸「水墨淡彩山水図」

です。


この軸も相当以前に入手した軸で

 紙本で折れ等の傷みは少しありますが、

  図柄が私好みで、この時期に(入梅前)時々掛けて楽しんでいます。


(付記)

写生に基づき遠近法を取り入れた「山水画(風景画)」と記した紙片が箱にあり。




中国で始まった「山水画」について

高くそびえる山には仙人が住むという神仙思想が結び付き、自然の雄大さを称賛し、実際の風景をそのまま描くより、画家の「心眼」を通して構成し表現・・・。



南画とは、

文人画ともいう。

中国の文人が余技として描いた絵画のことをいう。

中国の南宗画に由来する 日本的解釈の江戸時代中期以降の画派・画様の用語。



 

落款です
    


大八木也香の略歴

 大正期の日本画家。
 明治7年6月27日東京入谷生れ。

 別号金鏡、正香、大文、居を善楽堂と称す。
 三田利徳に就き漢学を修め、画を父及び佐竹永湖に学ぶ。
 専ら文晁派を修め、山水画を得意とする。
 美術協会・日本画会などで受賞多数。
 東宮職及び宮内省御用品各1回。
 帝国絵画協会、日本美術協会会員。






今朝、デジカメ

我が家の門の脇で・・・。

庭で・・・