一昨日(16日)名古屋市博物館で開催中の
特別展「三英傑と名古屋」に関係する講演、
タイトル「信長の生誕地と津島祭り」を聴取してきました。
要旨です。
織田信長(天文三年(1534)生まれる)
★信長の生誕地について三つの説がある。
①古渡城説
信秀(信長の父)が那古野城を攻撃し、その子信長に那古野城を与えた後に古渡城が築城。
古渡城、築城時に信長は既に生誕している。
この説には疑問。
②那古野(那古屋)城説
ほとんどが、この説とされているが。
③勝幡城説
講師②③について、
戦国時代の公家、山科言継(ときつぐ)の日記「言継卿記」などの史料をもとに、
信長が生まれたとされる1534年当時、那古屋城はまだ信長の父・信秀の支配下になく、
今川氏のものだったと指摘。
さらに
「尾州古城志」の写本に、信長が勝幡城で生まれたという記述があるのをみつけた。
よって、
信長は勝幡城において出生したと推定するのが妥当と判断。
★信長は弘治四年(1558年)津島祭りを見物に訪ねている旨も聴取。
講師は勝幡城址のある愛西市の職員との事ですが織田信長に関する熱意ある研究に敬服してきました。