先日(21日)
名古屋市博物館での講座
「美術の見方 破綻を愛(め)でる」に参加。
講師は博物館の工芸担当 M・O学芸員です。
日本人の美意識はもともとは物を大切にする心から始まる…日本美術の鑑賞法。
・完品を愛でるもOKですが、
・しかし、壊れたからと言って捨てるのでなく、
その傷みぐあいを楽しみ(破綻を見所とする・故意に破綻を作る)、
修理すればその痕跡を見どころとする、
破綻した作品の日本独特の美意識についての講座です。
*つまり、破綻した作品から美の追及を如何に楽しむか。
パワーポイントを使用して「破綻作品」の数々を紹介しながら個別に解説。
特に、
工芸の世界(茶碗・茶釜・茶杓等)では破綻作品から,
「わび・さび」
「遊び」
「ゼロへの集約」等
の美意識でこわれたものを愛(め)でたくなる作品が多い。
◎破綻作品から奥行きの深さを創造をめぐらしながら鑑賞を~
知れば楽しくなる
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