昨日、
散歩の途中に東区布池、南交差点にあるお寺の掲示板に、
芭蕉の句
「さまざまの こと(事)おもいだす(思ひ出す) さくら(桜)かな」
が貼ってあり。
私「洋ちゃん」思わず、デジカメ。
・句意の奥深さを感じ、
・単に「いつの間にか葉桜となり、桜花の時期ももう終わりで思い出す事も多々あり」
の句と思いました。
帰宅後、この句の意味について『松尾芭蕉集』やネットで調べました。
何と奥の深い句であると知り感嘆。
(ネットより…句意です)
季語 桜
詠年 貞享5年(1688年)…「笈の小文」の句
①ふるさとである上野に帰って今は亡き旧主禅吟公の庭前に昔のように咲き乱れている桜を見る
と、自分が若い日旧主に仕えた日のことなど、この桜にまつわるさまざまのことが思い出され
てならない。
②この桜を眺めていますと、ご奉公していた昔の思い出がさまざま止めどもなく蘇って来ます。
※「さまざまの事」とは
桜を前にして若き日のあれもこれもが思い出されて、追懐の情胸にあふれ、
胸中深く去来する思いをこめて「さまざまな事」といっている。
私「洋ちゃん」、
昨年、名古屋市博物館での「芭蕉展」を鑑賞してから、
昨日、
徳川園のレストラン前にある‘しだれ桜”をデジカメ。
…葉桜の様相を呈してきました。