先日(23日)徳川美術館の中にあります‘名古屋市蓬左文庫”で
タイトル「大名と鷹狩」の展示を鑑賞してきました。
「大名と鷹狩」(パンフレットより)
・鷹やハヤブサなど猛禽類を調教して、
鳥や兎などを狩猟する鷹狩は、古くから上層階級の趣味として発達する。
・多くの戦国武将らが愛好し、徳川家康は特に好んだといわれている。
・鷹狩の絵画や諸道具、記録類の展示です。
★ひとりごとです。
・猛禽の鷹が獲物に襲い掛かった瞬間の絵画には一抹の恐怖感が。
・鷹の爪は凶器。
・記録によると獲物や鷹の贈答が、
大名・家臣間相互の武家の儀礼として重視されていたそうです。
・当時の鷹狩の様子、雰囲気を展示品から想像を回らしながらゆっくり、楽しみながら鑑賞。
(当時の野外での団体スポーツ???
絵巻の殆んどが高位の大名と従者(農民等)との
構成で多くの人々が参加して風俗画の雰囲気で描かれています)
副題に『一富士・二鷹・三茄子』とあり(パンフレット参照)
『一富士・二鷹・三茄子』の言葉について調べました
(故事ことわざ辞典より)
『一富士・二鷹・三茄子』の順序である。
江戸時代から言い伝えられたものだが、
「富士」は高く美しい姿、
「鷹」は横からえものをつかみとる、
「茄子」は成功の成(な)すに通ずる
のでという説もあると書かれています。
◆その他、いろいろな説があるそうです(ネットより抽出)
(1)駿河国の諺で、駿河の名物を順にあげたとする説がもっとも有力である。
(2)徳川家康があげた駿河の国の高いものの順位、すなわち一に富士、二に愛鷹(あしたか)山(足
高山)、三に初茄子の値段といったことに由来するとする説。
(3)富士は高く大きく、鷹はつかみ取る、茄子は「成す」に通じて縁起のよい物とする説~上述と同じ
パンフレットをスキャン
図柄より
猛禽も鷹が大型の獲物である鶴を捕獲し、襲いかかった瞬間を描く。
山野や農耕地などのいろいろな場所で、鷹狩を楽しむ様子が描かれている。
(蓬左文庫の機関紙「蓬左」の№85をスキャン)