明治天皇 御製(千葉 胤明の謹書) | 「洋ちゃん」のひとりごと

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明治天皇が詠まれた

歌の御歌所寄人‘千葉胤明”謹書の軸装です。

                  (私の収集品です)

(千葉胤明が明治天皇の御製を墨書した掛軸です)「洋ちゃん」のひとりごと
 

詠み方

明治天皇 御製  

照るにつけ くもるにつけて 思うかな
  我が民草の うへはいかにと

      御歌所寄人平朝臣胤秋謹書

「日が照るにつけ 

  曇るにつけても わが国民の身の上は 

   どうであろうかと気になることである」

 

御製(ぎょせい)とは、

皇や皇帝、また皇族が手ずから書いたり作ったりした文章(政令の類は除く)・詩歌・絵画などをいう。

日本では、御製というと一般に天皇が詠んだ和歌のことをいうことが多い。

 

謹書

つつしんで書くこと。

書画などの署名のあとに添えて用いることもある。

 

 

千葉胤明 ちばたねあき の略歴

佐賀藩士で桂園派歌人の千葉元祐の長男。

名は胤明、号を春翠と称した。

高崎正風に和歌を、書を長三洲に学んだ歌人。

明治25年御歌所に入り、

 明治41年に御歌所寄人となり、

 『明治天皇御集』の編纂委員で帝国芸術院会員。
 

「御歌所寄人平朝臣胤明謹書」の下に、

白文の「御歌所寄人」、朱文の「臣平胤明」

落款印が押されている
   「洋ちゃん」のひとりごと

 

 

⇒25年3月11日に、

 K市〇〇記念館へ寄贈しました。