1月14日に
新春恒例の宮中行事「歌会始の儀」が皇居・宮殿「松の間」
で行われました。
今年のお題は「光」です。
天皇陛下のお歌
木漏れ日の 日の光を受けて 落ち葉敷く 小道の真中(まなか) 草青見たり
(新緑でうっそうとした吹上御苑で、落ちた葉に覆われた小道にも、日がさすところには草が生えている光景を詠まれた、との事です)
皇后さまのお歌
君とゆく 道の果たての 遠白(とほしろ)く 夕暮れてなほ 光あるらし
(陛下と皇居を散策した夕暮れ、道のはるか先まで明るみが残っているのを詠み、さらに共に歩み続ける意思を感じさせる歌、との事です)
*お歌の説明は、新聞の記事より転写です。
(皇族のお方、入選者の皆様のお歌は 略 させて頂きます)
来年のお題は「葉」です。
お歌をじっくり詠みますと、「お人柄」「誠実さ」等々が目に浮かんできます!!
皆様の思い(感情)は、如何に??
(追記)
私が保持する、明治37年の歌会始の歌です。
御歌所奇人であった‘大口周二(鯛二)”の歌です。
(以前にも、このブログで紹介しました)
巌上松―明治37年(1904年)の勅題です。
「ありそなみ ねを(は)あらくとも かたふかぬ
いはね(ほ)のまつは いくよ遍(へ)ぬらむ」
荒磯波(ありそなみ)―荒磯に寄せる波。
幾代・幾世(いくよ)―何代。多くの年代。どれほどの年代。