今朝、
床の間に
日比野白圭筆の「養老勅使図(養老孝子図)…絹本肉筆」
の掛軸を架けました。
(私の収集品です)
私がまだ若いとき(もう、45年ほど前))に入手した作品で、
久しぶりに掛けました。
相当に古い作品のため、絵の具が少し劣化(薄い)…残念です。
日比野白圭は、
江戸末期~明治時代に尾張画壇で広く活躍した土佐派(やまと絵)の書画家です。
↓白圭の落款
・貧しい孝行息子が養老の滝で汲んだ水が酒となり、
老父が長寿を得たという養老の滝伝説を描いています。
・この話は『十訓抄』や『古今著聞集』に記載されている。
下図のイメージ、
天皇の勅使が検分に訪れ、霊水を見つけた孝行息子に出会う場面を描く。
懸崖から流れ落ちる滝、勅使・考行息子霊水を汲んだ水桶を絵画化。
勅使が帝によい報告ができると喜ぶ???
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(付記)
※土佐派とは
おもに宮廷の絵所を拠点として日本の伝統的な絵画様式を継承・保持した画派。
(日めくりより)
今日(26日)の言葉
『虫が知らせる』
👅
漠然とした不安や、なんとなく心に感じる不吉な予感を指す際に用いられます。
特に、悪い出来事の予兆として使われることが多く、良いことには通常使わない。
(付記)
語源は、人間の体内にいると考えられていた「虫」が、身体や感情に影響を与え、
何かを知らせるという考え方から来ている。
👅
あまりよくないことがやがて起こるということを)なんとなく心に感じる。
(悪い)予感がする。