今日はいい夫婦の日。なんとなく相撲のあとでかけたら人生の楽園というのどかな番組が始まってた。普段こういう番組は見ないが今日は秋田県湯沢市の夫婦の話らしく気になってみてた。


奥さんが病気を乗り越えて新しい人生を楽しむために始めたのがキッチンカーのおにぎり屋さん。やはり自分の好きなことに夢中で向かうのは気持ち的にも明るくなれるし再発の不安とかも薄れさせてくれるのだろう。


三連休明けの今日もイナダを24尾、刺身用に三枚下ろしして骨抜きして皮引き。ワラサぐらい大きければ中骨を抜かずに背と腹の柵に切り分けて手早いのだが30センチのイナダの刺身用は骨を抜いて半身で使う。

それを引き継いでパックに大根をしいて大葉を飾りスライスして商品パックにするのは近々25歳になるクララちゃんだ。彼女はこの一年ほどで刺身がとてもうまくなった。年は3倍近く離れてるが仕事の中ではほぼ同期の桜。いろんなことをこの3年話し合っては乗り越えてきた。


僕はイナダを終えてからまた真鱈が三本。1尾10キロもあるから途中でヘロヘロになって腹が減る。それでも自分の包丁の切れ味を楽しみながら大きい魚との格闘は夢中になれて楽しい


今日も熊が出た。子供たちが最初に入った八橋小学校のグランド横の空き家の庭だ。この豪邸はむかし殺人事件もあった。大きな庭には柿の木もあるのかな。





今日の昼はあんかけの長崎名物、皿うどんとイカ刺身
今朝の買い物でスルメイカが真っ黒で中型が250円とお手頃だった。イカが豊漁だとニュースで見てたがいっときの180円ぐらいのはさすがに出てこなくなったが、この鮮度と大きさでこの値段なら納得。

今日は長崎皿うどんで酒をのみたいと思ってピーマンとキャベツは数日前から買ってあったから刺身に使わないイカの足と耳を使い回せるから一石二鳥。

今日の朝はマルちゃんのチャンポンにしたし、昼は人気のマルタイの皿うどん。キャベツとピーマンをきちんと使いきりたい

今日も熊にどこかのワンコが連れ去られて見つかったがからだの一部がなかったという。熊は犬も餌さと思い始めたか

三連勤が終わり明日は休み、天気は明日だけ晴れて明後日からはみぞれや雪マーク、いよいよ冬らしくなってきた。仕事の服とか洗おう。


今夜も焼酎を炭酸割り、ご飯はレトルト牛丼にチンするポトフ、お稲荷さん用の甘い油揚げ。もう満足で布団の中。テレビはチャンネルが5つしか見れないがどれもダメだから消した。日記を書くと1日がもう一度思い返されて楽しめる。


いよいよ冬の魚の食材の王者、真鱈が入ってきてる。70センチ程度のは先週も来てたが、どれ切るかと見た台車の大きな方の発砲箱には秋田 、 2  、18と書いてあるから嫌な予感。箱を開けてゲゲゲ、今季初の真鱈切りがこんなのからかぁと声に出す。


中には秋田産の1m位2本の真鱈、計18キロがドロンと丸く寝転がってた。後から下にあった箱を開けた若いのがこっちは小さいですと70センチぐらいの三本入りの箱を見せた。でもそれは二箱あるから六本さばくから、これでいいやと2本にかかる。


水を流しながら鱗をとりパンパンの白い腹を逆さ包丁でお尻の穴からうす布を割くようにスーっと切り開くと2キロもありそうな肝と、タラコが2房取れた。白子の方が高価だが真鱈のタラコはごぼうとかときんぴらにしたりする。


あとは開いてエラをとり血合をとり頭を落とし三枚に下ろす。三枚下ろしはなにも難しくない。


大変なのはその前の処理とあとの鍋用に出す頭のぶつ切りや骨やカマのぶつ切り。やわな包丁だと太刀打ちできない。昨日までに三本の出刃を全て柄の交換終えて良かった。バレーボールほどの頭を二つ割りにして更に細かく叩ききるには家庭用包丁などでは文字通り刃が立たない。大工仕事で板に釘を打つような音が調理場に響く


ブリの刺身のスライスもまた頼まれた。時間をかけたらできるスタッフはいるがそれだと売場に出すのがどんどん遅れるから彼から三枚に下ろした柵を受け取りパックに10切れづつ60パックを作った。他のスタッフの3倍の速さで切るし、包丁だけで切り揃えるから食材にむやみに触らず衛生的だし切った形も揃う。服も鱈のように血や汁を浴びることもないから数はあっても全然苦にならない。しかもこんな風にできる人がいないから感謝される。楽しい方の仕事だ